H1N1新型インフルエンザワクチンの治験開始 最終更新:2009/09/18 医療一般 ノバルティス ファーマ株式会社は、16日より日本国内で、H1N1新型インフルエンザワクチン(海外での製品名:Celtura)の治験(臨床試験)を自主的に開始したと発表した。この治験が、同社の治験用H1N1新型インフルエンザワクチンとしては、日本で初めての接種となる。16日に鹿児島市内の医療機関で100人の成人を対象に本ワクチンの接種を開始し、18日から大阪市内の医療機関で、残り100人の成人への接種が開始される予定だという。
抗悪性腫瘍剤「イムシスト膀注用81mg」販売移管 サノフィ・アベンティスの単独販売へ 最終更新:2009/09/18 医療一般 サノフィ・アベンティス株式会社と日本化薬株式会社は15日、日本化薬が製造販売承認を有している抗悪性腫瘍剤「イムシスト 膀注用81mg」[一般名:乾燥BCG 膀胱内用(コンノート株)]を2009年11月30日付で、サノフィ・アベンティスに販売移管すると発表した。これにより、2009年12月1日からサノフィ・アベンティスが単独で販売を行うことになる。
導出品 QVA149 第II相臨床試験結果を発表 最終更新:2009/09/18 医療一般 そーせいグループ株式会社は16日、同社およびベクチュラ・グループ・ピーエルシー(英国)の共同開発・導出品QVA149(適応:慢性閉塞性肺疾患、以下「COPD」)について、有効性評価試験、安全性および忍容性試験の2つの第II相臨床試験の結果を、ウィーン(オーストリア)で開催中の欧州呼吸器学会(EuropeanRespiratory Society)において発表したと報告した。
GARDASIL FDAが男性への使用承認を推奨 最終更新:2009/09/18 医療一般 Merck & Co., Inc., Whitehouse Station, N.J., U.S.A. は、米国食品医薬品局(FDA)ワクチンおよび関連生物製剤諮問委員会が、少年・成人男性に対するGARDASILの使用承認を推奨したと発表した。子会社である万有製薬株式会社が16日に報告した。
妊娠中の胎盤に影響大の小胞体ストレス応答機能を発見 最終更新:2009/09/18 医療一般 独立行政法人理化学研究所と独立行政法人科学技術振興機構、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学は15日、難病との関連性が指摘されている、小胞体ストレスの軽減にかかわる分子の1つである「IRE1α」が、妊娠中の胎盤で胎児の生死を左右する重要な機能を持つことを世界で初めて発見したと発表した。
ラルテグラビルは、未治療HIV-1感染患者の1次治療の併用薬として有用 最終更新:2009/09/17 ジャーナル四天王 ラルテグラビル(商品名:アイセントレス)ベースの併用療法は、未治療のHIV-1感染患者において迅速かつ高い抗レトロウイルス活性を示し、その有効性はエファビレンツ(同:ストックリン)に劣らないことが、アメリカEmory大学のJeffrey L Lennox氏らが実施した無作為化対照比較試験で判明した。すでに、最適な基礎療法のもとでのラルテグラビルの併用は、既治療の多剤耐性HIV-1感染患者に有効で、耐用性も良好であることが示されている。Lancet誌2009年9月5日号(オンライン版2009年8月3日号)掲載の報告。
新規第Xa因子阻害薬otamixaban、非ST上昇急性冠症候群の虚血イベントを抑制 最終更新:2009/09/17 ジャーナル四天王 新規の直接作用型選択的第Xa因子阻害薬otamixabanの静注投与は、従来法に比べ非ST上昇急性冠症候群(ACS)における虚血イベントを抑制することが、アメリカHarvard大学医学部循環器内科TIMI studyグループのMarc S Sabatine氏らが実施した第II相試験(SEPIA-ACS1 TIMI 42試験)で明らかとなった。これまで、非ST上昇ACS患者の抗凝固療法には未分画ヘパリンが使用されてきたが、その作用は非直接的で非選択的であり、血栓結合トロンビンを抑制できない、血小板減少の誘導、PK活性が予測不能などの問題点があった。Lancet誌2009年9月5日号(オンライン版2009年8月30日号)掲載の報告。
ストリーマ放電技術が新型インフルエンザウイルスに効果 最終更新:2009/09/17 医療一般 ダイキン工業株式会社は15日、ベトナム国立衛生疫学研究所のレ・ティ・クイン・マイ博士との共同研究により、強力な酸化分解力を持つという同社のストリーマ放電技術が、現在世界中で猛威を振るっている「新型インフルエンザウイルス:A型 H1N1」を4時間で100%分解・除去することを実証したと発表した。
HIV感染患者における、S/GSK1265744の安全性について 最終更新:2009/09/17 医療一般 塩野義製薬株式会社は15日、米国SHIONOGI-GlaxoSmithKline Pharmaceuticals、LLCを通じて開発中の次世代インテグレース阻害薬「S/GSK1265744(塩野義製薬 開発番号:S-265744)」について、米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催されている第49回Annual Interscience Conference on Antimicrobial Agents and Chemotherapy(ICAAC)において第1相および前期第2相臨床試験結果を公表した。試験では、S/GSK1265744は、HIV感染患者を対象とした試験においてウイルス量の有意な減少および、健常人およびHIV感染患者における良好な体内動態と短期間における安全性を示したという。
悩んだら電話相談を! 「勤務医110番」-医師の労働相談ホットライン- 9月27日に開催 最終更新:2009/09/17 医療一般 全国医師ユニオンは、9月27日に「勤務医110番」-医師の労働相談ホットライン-と題した、電話による医師の労働相談を行う。
『特発性正常圧水頭症(iNPH)』有病率に関する分析調査 最終更新:2009/09/17 医療一般 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカルカンパニーは14日、『特発性正常圧水頭症(iNPH)』(以下『iNPH』)の有病率に関する分析調査を2009年8月に実施し、その結果、これまでに想定していた罹患者数を大幅に超えた約31万人の可能性があることがわかったと発表した。
がん疼痛治療用散剤「オキノーム散0.5% 2g(10mg/包)」を追加発売 最終更新:2009/09/17 医療一般 塩野義製薬株式会社は、がん疼痛治療用散剤「オキノーム 散0.5% 2g(10mg/包)」(一般名:オキシコドン塩酸塩水和物)を、11日付けで日本国内において追加発売したと発表した。
食べながら飲むと酔いがまわりにくい? 最終更新:2009/09/17 医療一般 アサヒビール株式会社は14日、同社の「食の基盤技術研究所」が、日本医科大学・法医学教室との共同研究により、飲酒時に食事を摂取することでアルコールがもたらす種々の生理的影響を緩和できること、また、焼酎とビールを試験に用いることで、飲む酒類によってその生理的影響が異なることを明らかにしたと発表した。
外来患者向け、待合時間PHSレンタルサービスを提供開始 最終更新:2009/09/17 医療一般 株式会社ウィルコムと株式会社富士通ビー・エス・シーは14日、ウィルコムのPHSを利用した「外来患者呼び出しシステム」を共同開発し、全国の医療機関向けに販売を開始したと発表した。
周術期スタチン療法は血管手術患者の術後心血管系イベントを有意に減少 最終更新:2009/09/16 ジャーナル四天王 非心臓血管手術を受けるアテローム動脈硬化症患者は、心血管系に起因する心筋梗塞や死亡といった術後の心イベントリスクが高い。一方、術後30日のアウトカムにおけるスタチンの効果を評価するプラセボ対照試験は公表されていなかった。DECREASE IIIは、オランダ・エラスムス医療センターのOlaf Schouten氏らの研究グループによる、周術期スタチン療法が待機的血管手術患者で有害な心イベントの術後出現率を低下させるとの仮説を立証することを目的に行われたプラセボ対照試験。その結果が、NEJM誌2009年9月3日号に掲載された。
コラゲナーゼ注射はデュプイトラン病関節拘縮を有意に改善 最終更新:2009/09/16 ジャーナル四天王 デュプイトラン病は、手指機能が制限されQOL低下を招くばかりか、最終的には手の機能を失う可能性がある疾患である。標準治療は外科的手術とハンドセラピーとされるが、重い合併症を伴う可能性が捨てきれない。同疾患の新しい治療薬として開発されたヒストリチクム菌由来のコラゲナーゼ注射薬は、デュプイトラン病による関節拘縮を改善する、診察室で施行可能な非外科的治療選択肢としての可能性が期待されている。本論は、同剤に関するニューヨーク州立大学のLawrence C. Hurst氏らによるphase 3の臨床試験CODE1からの報告で、NEJM誌2009年9月3日号にて掲載された。
吸入ステロイド喘息治療剤 アズマネックス ツイストヘラー新発売 最終更新:2009/09/16 医療一般 シェリング・プラウ株式会社は14日、吸入ステロイド喘息治療剤「アズマネックス ツイストヘラー 100μg 60吸入」(Asmanex Twisthaler)(一般名:モメタゾンフランカルボン酸エステル吸入用散剤)を新発売した。
抗生物質テラバンシン、米国で承認取得 最終更新:2009/09/16 医療一般 アステラス製薬株式会社は14日、米国テラバンス社より導入し、同社が米国において申請していた抗生物質「VIBATIV(一般名:テラバンシン)」に関し、9月11日(現地時間)に「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)およびメチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)を含むグラム陽性菌に起因する複雑性皮膚・軟部組織感染症(cSSSI)」の適応症について米国食品医薬品局(FDA)より承認を取得したと発表した。
「フルバスタチン徐放製剤」血管手術後の心疾患転帰を改善 最終更新:2009/09/16 医療一般 スイス・ノバルティス社は3日、「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(New England Journal of Medicine)」に掲載されたDECREASE (Dutch Echocardiographic Cardiac Risk Evaluation Applying Stress Echocardiography)III試験の結果によると、周術期にフルバスタチン徐放製剤(海外での製品名:Lescol XL)を投与し血管手術を行った患者において、術後30日以内の術後心疾患の転帰がプラセボ群に比べ有意に改善したことが示されたと発表した。