約9割の患者がより改善した経口血糖降下薬を希望-2型糖尿病の治療に関する調査

ノバルティスファーマ株式会社は9日、11月14日の「世界糖尿病デー」を前に、全国の30代から60代で、2型糖尿病に5年以上の罹患歴があり、現在も経口血糖降下薬による治療を行っている患者男女300名に対して行われた、2型糖尿病の治療に関するインターネット調査の結果を発表した(実施時期:2009年10月)。
その結果、6割以上の2型糖尿病患者が、現在服用している経口血糖降下薬に対し、「糖尿病が治らない」、「良好な血糖コントロールができない」、「低血糖などの副作用が怖い」といった、アンメット・メディカル・ニーズ(満たされていない治療上の要望)を感じていることが明らかになった。また、全体の約9割の患者が、既存の経口血糖降下薬に改善を希望していることがわかったという。さらに、8割以上の患者が糖尿病治療に対する周囲への理解を望んでいて、心理的側面におけるアンメット・ニーズも示されたとのこと。
副作用に関する質問では、「おならが出る」、「体重増加」、「低血糖」など、半数以上(56.3%)が何らかの「不快」な副作用があると回答。一方、「怖いと感じる」副作用を聞いたところ、およそ2人に1人(49.7%)が「低血糖」と回答したが、そのうちの半数は実際に「低血糖」を経験していなかった。
詳細はプレスリリースへ
http://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20091109.html
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