バレット食道の悪性度リスク層別化に対する非内視鏡的検査法の有用性:日本と欧米の大きな違い(解説:上村 直実 氏)-1989

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2025/07/24

本記事のコメンテーター

上村 直実( うえむら なおみ ) 氏

国立国際医療研究センター国府台病院 名誉院長

東京医科大学内視鏡センター 客員教授

J-CLEAR評議員

 食道がんには主に扁平上皮がんと腺がんがあるが、日本を含む東アジアと欧米における両者の有病率は大きく異なっている。わが国では、食生活の欧米化や肥満の増加に伴って食道腺がんが増加傾向を示す報告が多くなってきたが、飲酒・喫煙と強い関連を認める扁平上皮がんが90%以上を占めるのに対して食道腺がんはせいぜい6〜7%であり、食道腺がんが60%以上を占める欧米とは決定的な違いがある。さらに、医療保険制度の違いによ…

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