完全人工膵臓開発における熾烈な競争(解説:住谷 哲 氏)-1371

筆者は本連載1167回の『完全人工膵臓実現へのさらなる一歩』で、高血糖時に投与するcorrection bolusを自動化したControl-IQシステムについてコメントした。この点でControl-IQシステムに一歩遅れをとっていたMedtronicが新たに開発したシステムであるadvanced hybrid closed-loop system(AHCL)についての報告である。Medtronicはすでにhybrid closed-loop system(HCL)としてMiniMed 670Gを市場に送り出していたが、MiniMed 6…
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メトホルミンとDPP-4阻害薬との早期併用療法の有効性は実証されたか?(解説:住谷哲氏)-1144 (2019/11/28掲載)
デュラグルチドは心血管イベント低リスク患者においても有用である(解説:住谷哲氏)-1103 (2019/08/16掲載)
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インスリンアナログとヒトインスリンのどちらを使用すべきか?(解説:住谷哲氏)-1016 (2019/03/14掲載)
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発症時年齢は1型糖尿病患者の心血管疾患リスクに関連する(解説:住谷哲氏)-917 (2018/09/24掲載)
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1型糖尿病患者の低血糖回避にリアルタイムCGM(Dexcom G5)は有用である(解説:住谷哲氏)-832 (2018/03/27掲載)
人工知能と糖尿病診療の未来予想図(解説:住谷哲氏)-805 (2018/01/29掲載)
1型糖尿病発症予防は見果てぬ夢か?(解説:住谷哲氏)-790 (2018/01/04掲載)
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SGLT2阻害薬と1型糖尿病治療(解説:住谷哲氏)-760 (2017/11/02掲載)
出産前搾乳は低リスク糖尿病妊婦において安全に実施できる(解説:住谷哲氏)-720 (2017/08/28掲載)
グラルギンU100使用中の1型糖尿病患者は低血糖を回避するためにデグルデクにSWITCHすべきか?(解説:住谷 哲 氏)-711 (2017/08/16掲載)
リラグルチドの糖尿病発症予防効果は160週にわたって持続する(解説:住谷 哲 氏)-660 (2017/04/06掲載)
前糖尿病スクリーニングは地域住民にとって有益か?(解説:住谷 哲 氏)-639 (2017/02/08掲載)
スルホニル尿素(SU)薬と低血糖―essential drugとしてのグリクラジドを再考する―(解説:住谷 哲 氏)-577 (2016/08/11掲載)
リラグルチドはインクレチン関連薬のLEADERとなりうるか?(解説:住谷 哲 氏)-564 (2016/07/14掲載)
DPP-4阻害薬は2型糖尿病患者における重度腎不全のリスクを増加させる可能性がある(解説:住谷 哲 氏)-520 (2016/04/27掲載)
IRIS試験:脳梗塞とピオグリタゾン-インスリン抵抗性改善薬が経た長い道のり-(解説:住谷 哲 氏)-500 (2016/03/24掲載)
妊娠とメトホルミン-本当に「禁忌」なのか?-(解説:住谷 哲 氏)-492 (2016/03/07掲載)
発症年齢、HbA1c、CKDが2型糖尿病患者の生命予後を規定する(解説:住谷 哲 氏)-453 (2015/11/26掲載)
EMPA-REG OUTCOME試験:リンゴのもたらした福音(解説:住谷 哲 氏)-422 (2015/10/01掲載)
すべての1型糖尿病患者にインスリンポンプ療法を施行すべきか?(解説:住谷 哲 氏)-387 (2015/07/23掲載)
1型糖尿病患者における強化療法と眼科手術(解説:住谷 哲 氏)-363 (2015/06/04掲載)
2型糖尿病発症予防とPrecision Medicine(解説:住谷 哲 氏)-334 (2015/04/07掲載)
高血糖の苦い記憶-DCCT/EDIC 30年の成果-(解説:住谷 哲 氏)-305 (2015/01/27掲載)
1型糖尿病治療における基礎インスリン(解説:住谷 哲 氏)-280 (2014/11/27掲載)
2型糖尿病患者におけるエンパワーメントと治療意思決定支援ツール(decision aids)(解説:住谷 哲 氏)-271 (2014/11/05掲載)
スルホニル尿素(SU)薬は過去の薬か?(解説:住谷 哲 氏)-243 (2014/09/19掲載)
J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは

J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。
本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。
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本記事のコメンテーター
住谷 哲( すみたに さとる ) 氏
公益財団法人日本生命済生会日本生命病院 糖尿病・内分泌センター
J-CLEAR評議員