自信あると思わせる強い肯定的表現に惑わされないでほしい(解説:折笠 秀樹 氏)-1168

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臨床論文、男性はポジティブに書く傾向/BMJ(2020/01/09掲載)
研究結果を報告するとき、どのような肯定的用語で表現していたかを調べた。男性研究者で多かったのは、(1)Novel(新規)、(2)Unique(唯一)、(3)Promising(有望)などであった。女性研究者が優位に使っていたのは、Supportive(支持)だけであった。女性のほうが控えめなため、肯定的表現をほとんど使っていなかったことがわかった。この15年間でどれくらい肯定的表現を使うようになったかというと、インパクトファクター…
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過剰処方の解消に薬剤師が一役買った(解説:折笠秀樹氏)-964(2018/11/30掲載)
企業治験に関与すると便益もあるがジレンマも感じるものだ(解説:折笠秀樹氏)-936(2018/10/24掲載)
臨床試験サイトへ事前登録したら、結果の報告義務のあることを覚えておこう(解説:折笠秀樹氏)-929(2018/10/15掲載)
先発配合剤の承認は医療費削減に逆行しているのではないか(解説:折笠秀樹氏)-909(2018/09/11掲載)
NIHやメガファーマが資金提供した臨床試験はやはり優れていた(解説:折笠秀樹氏)-873(2018/06/18掲載)
ネットワークメタアナリシスの多用は薬剤間競争をあおっていないだろうか?(解説:折笠秀樹氏)-824(2018/03/12掲載)
データ共有を宣言するも実が伴っていなかった(解説:折笠秀樹氏)-817(2018/03/01掲載)
満月の夜には死亡事故が多い(解説:折笠秀樹氏)-799(2018/01/15掲載)
データベース解析の方法論上の不備率は85%にも及んでいた(解説:折笠秀樹氏)-785(2017/12/21掲載)
医薬品・医療機器メーカーから米国医学雑誌編集者への金銭授受の実態(解説:折笠秀樹氏)-768(2017/11/22掲載)
新規性のある抗がん剤の幕開けに期待したい(解説:折笠秀樹氏)-746(2017/10/17掲載)
患者さんにとって福音である迅速審査の実態が好ましくなさそうだ(解説:折笠 秀樹 氏)-730(2017/09/12掲載)
医療機器の適応追加・設計変更に用いた臨床データは不十分なのか(解説:折笠 秀樹 氏)-729(2017/09/11掲載)
臨床試験は結果を共有するだけでなく、生データについても共有する時代になった(解説:折笠 秀樹 氏)-716(2017/08/18掲載)
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保険収載された薬剤に関する市販後臨床試験はほとんどネガティブスタディだった(解説:折笠 秀樹 氏)-680(2017/05/19掲載)
臨床試験の品質をCONSORT声明などできちんと見極めよう(解説:折笠 秀樹 氏)-656(2017/03/29掲載)
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市販後調査にお金をかけるくらいなら薬代を安くしてもらいたい(解説:折笠 秀樹 氏)-646(2017/02/27掲載)
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医師や病院への金銭提供は薬剤の処方へ強く影響していた(解説:折笠 秀樹 氏)-587(2016/09/02掲載)
新医療機器―早期の解禁と安全面の担保、どちらを優先しますか?(解説:折笠 秀樹 氏)-566(2016/07/15掲載)
大衆はメディアに左右されがちだが、ほとぼりが冷めると元に戻るもの(解説:折笠 秀樹 氏)-565(2016/07/14掲載)
医療機器臨床試験の事前届出システム:日米どちらのシステムが良いのか?(解説:折笠 秀樹 氏)-541(2016/06/06掲載)
診療所における高リスク処方を減らすための方策が立証された(解説:折笠 秀樹 氏)-503(2016/03/25掲載)
筆頭著者が女性の割合は増えているが、それは女性研究者の増加に比例していた(解説:折笠 秀樹 氏)-501(2016/03/24掲載)
臨床試験の公表率は低く、病院間で格差も大きかった(解説:折笠 秀樹 氏)-488(2016/03/02掲載)
診療録ビッグデータを治療効果の検証には使うべきではない(解説:折笠 秀樹 氏)-486(2016/02/29掲載)
報奨金は医師・患者双方に支払われて初めて効果が現れる(解説:折笠 秀樹 氏)-458(2015/12/11掲載)
撤回論文はもともと粗雑に書かれていた(解説:折笠 秀樹 氏)-441(2015/11/02掲載)
医療機器では市販後臨床試験が重要になりつつある(解説:折笠 秀樹 氏)-404(2015/08/31掲載)
米国FDAによる不承認のレターと企業によるプレスリリースの相違(解説:折笠 秀樹 氏)-373(2015/06/29掲載)
FDAが承認したデバイスでは選択的報道があった!(解説:折笠 秀樹 氏)-372(2015/06/26掲載)
生データによるメタアナリシスの診療ガイドラインへの引用割合(解説:折笠 秀樹 氏)-325(2015/03/27掲載)
ドイツでは国家機関が新薬に関する評価を公表している(解説:折笠 秀樹 氏)-324(2015/03/26掲載)
ESORT研究:疾病負担度に応じた研究投資が必要な時代(解説:折笠 秀樹 氏)-310(2015/02/16掲載)
誇大な新聞報道にはご注意を!(解説:折笠 秀樹 氏)-295(2014/12/24掲載)
企業スポンサー試験は結果が思わしくないと論文を作らない?(解説:折笠 秀樹 氏)-293(2014/12/22掲載)
この結果からスポンサーバイアスはないと言い切れない(解説:折笠 秀樹 氏)-283(2014/12/03掲載)
臨床試験データの公開が必要な時代に!(解説:折笠 秀樹 氏)-257(2014/10/06掲載)
論文の査読制度ははたして機能しているのだろうか?(解説:折笠 秀樹 氏)-233(2014/08/27掲載)
新薬が不承認となる最大の原因は有効性の欠如だった(コメンテーター:折笠 秀樹 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(176)より-(2014/02/24掲載)
論文公表率はそんなに低くなかったが、やはり100%を目指してもらいたい。(コメンテーター:折笠 秀樹 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(158)より-(2013/12/06掲載)
ネットワーク・メタ解析を読むときの留意点(コメンテーター:折笠 秀樹 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(132)より-(2013/09/24掲載)
ネットワーク・メタ解析も従来のメタ解析並みの評価が必要だろう(コメンテーター:折笠 秀樹 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(111)より-(2013/07/16掲載)
〔CLEAR! ジャーナル四天王(94)〕 RCT論文を読むときは一層の注意が必要になるだろう!(2013/05/10掲載)
J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは

J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。
本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。
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本記事のコメンテーター
折笠 秀樹( おりがさ ひでき ) 氏
富山大学大学院医学薬学研究部バイオ統計学・ 臨床疫学 教授
J-CLEAR評議員