〔CLEAR! ジャーナル四天王(34)〕 高齢者の不安―古くて新しい問題

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2012/11/14

本記事のコメンテーター

岡村 毅( おかむら つよし ) 氏

東京都健康長寿医療センター

上智大学

大正大学

J-CLEAR評議員

 本論文は、ベンゾジアゼピンの新規使用が認知症発症の危険因子であるという報告である。認知症の前駆期あるいは初期には抑うつが多くみられることから、ベンゾジアゼピンを処方される機会も多いはずだという批判に対して、本研究では抑うつ症状も統制した多変量解析の結果も示しており、この点もぬかりがない。

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3) ブライス・ピット. 老年精神医学入門(木戸又三訳)みすず書房 2002年

4) 桜井 図南男. 老年精神医学. 1985; 2: 358-364.

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本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。