食事インスリン併用2型DM、efsitora vs.グラルギン/Lancet

食事インスリンを併用している2型糖尿病患者の基礎インスリンとして、insulin efsitora alfa(efsitora)の週1回投与はインスリン グラルギンU100の1日1回連日投与と比較して、糖化ヘモグロビン(HbA1c)値の低下効果に関して非劣性で、臨床的に重要または重症の低血糖の発生率も同程度であり、連日投与に代わる基礎インスリンとして忍容性が良好で有効な治療法であることが、米国・Texas Diabetes & EndocrinologyのThomas Blevins氏らが実施した「QWINT-4試験」で示された。研究の成果は、Lancet誌2025年6月22日号で報告された。 QWINT-4試験は、7ヵ国78施設が参加した26週間の第III相並行デザイン非盲検無作為化treat-to-target非劣性試験であり、2022年8月~2024年2月に患者のスクリーニングを行った(Eli Lilly and Companyの助成を受けた)。