冠動脈リスク評価を巡る1つの問い(解説:野間 重孝 氏)-2053 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2025/12/24 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 野間 重孝( のま しげたか ) 氏 栃木県済生会宇都宮病院 参与・名誉院長 J-CLEAR評議員 オリジナルのニュース 冠動脈CT血管造影の追加で初回冠動脈イベント予測は改善するか/JAMA(2025/12/05掲載) 本論文は、無症候一般住民における初発冠動脈イベント予測に、冠動脈CT血管造影(CCTA)がどの程度寄与するのかを検証した大規模前向き研究である。本稿では、この論文を日本の循環器診療の文脈に引き寄せ、われわれがどのように理解し、どのように評価すべきかを整理してみたい。本研究は、心血管疾患既往のない一般住民を対象に、従来のリスク評価(PCE:Pooled Cohort Equation)および冠動脈石灰化スコア(CACS)に、CCTAによ… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 野間 重孝先生の他のコメント フレイル高齢者における心リハの新展開(解説:野間重孝氏) (2025/09/26掲載) わが国における単剤療法を考えるにはもう一段の考察も必要か?(解説:野間重孝氏) (2025/06/23掲載) わが国への直接応用は難しいが…(解説:野間重孝氏) (2025/03/25掲載) 価値ある研究だが、国による医療事情の違いへの考慮が必要(解説:野間重孝氏) (2025/02/24掲載) 対象患者選択の重要性を再認識させられた研究(解説:野間重孝氏) (2024/12/19掲載) 高齢者NSTEMI治療における標準的治療法確立の難しさを示した研究(解説:野間重孝氏) (2024/10/02掲載) リウマチ性心疾患に関する知見を改めて見直した研究(解説:野間重孝氏) (2024/06/28掲載) 50年代のすでに廃れた治療法に、もう一度光が当たるのか?(解説:野間重孝氏) (2024/05/21掲載) マイクロプラスチック・ナノプラスチックに関する記念碑的研究(解説:野間重孝氏) (2024/03/28掲載) 2次観察分析としてこういった観点はいかがなものか?(解説:野間重孝氏) (2024/01/10掲載) 現代の血管インターベンション治療のレベルを無視しているのではないか(解説:野間重孝氏) (2023/12/06掲載) 生体吸収型ステントの再挑戦やいかに(解説:野間重孝氏) (2023/11/24掲載) 慎重に評価する必要がある論文。さらなるフォローアップが望まれる(解説:野間重孝氏、下地顕一郎氏) (2023/10/17掲載) 多遺伝子リスクスコアと冠動脈石灰化スコアを比較することは適当なのか?(解説:野間重孝氏) (2023/07/05掲載) true worldにおけるAMI治療の実態を考える(解説:野間重孝氏) (2023/01/27掲載) 教育研修プログラムとして高く評価(解説:野間重孝氏) (2022/10/04掲載) 学問的に新しい知見はあるのか?(解説:野間重孝氏) (2022/03/11掲載) criteria検討に名を借りた医療経済検討なのではないのか?(解説:野間重孝氏) (2022/01/19掲載) 国・地域により評価が分かれる研究(解説:野間重孝氏) (2021/11/12掲載) 事実探求にはある程度の強引さも必要?(解説:野間重孝氏) (2021/10/22掲載) 疑問点ばかりが浮かぶ研究(解説:野間重孝氏) (2021/08/26掲載) 限界はあるが必要だった研究(解説:野間重孝氏)-1403 (2021/06/21掲載) これまでの研究の盲点を突くかたちで投げ込まれた一石(解説:野間重孝氏)-1368 (2021/03/29掲載) 有害事象にも目をやり、もう一歩進めたPCI適応に関する考察(解説:野間重孝氏)-1332 (2020/12/28掲載) コルヒチンの冠動脈疾患2次予防効果に結論を出した論文(解説:野間重孝氏)-1300 (2020/10/19掲載) あまりにも過酷な勤務体制(解説:野間重孝氏)-1257 (2020/07/17掲載) 著者ら自身が不満なのではないのか?(解説:野間重孝氏)-1251 (2020/07/01掲載) テーマ、デザインともに価値を見いだせない(解説:野間重孝氏)-1233 (2020/05/28掲載) 今、私たちは冠動脈疾患治療の分岐点にいる(解説:野間重孝氏)-1219 (2020/04/21掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 心原性ショックへのlevosimendan、ECMO離脱を促進せず/JAMA(2025/12/24) アテゾリズマブ、胸腺がんに対する適応追加/中外(2025/12/24) フィネレノン、慢性心不全の適応追加/バイエル(2025/12/24) デュピルマブ、6~11歳の気管支喘息の用法・用量追加/サノフィ(2025/12/24) ベンゾジアゼピン系薬中止に対する障壁とその要因とは(2025/12/24) cT1-2N0乳がんにおけるSLNB省略、5年RRFSで非劣性(BOOG2013-08)/SABCS2025(2025/12/24) 血圧変動が大きいと認知症リスクが高い?(2025/12/24) 難治性下肢潰瘍治療の課題を解決するヒト羊膜製品/マイメディクス(2025/12/24) [ あわせて読みたい ] 50代半ばで精神科から一転・総合診療でへき地へ【ReGeneral インタビュー】第2回(2025/12/15) 合格直結!テスレクDigest(2025/07/18) 「総合医育成プログラム」で広がる医師のキャリアと医療機関の未来【ReGeneral インタビュー】第1回(2025/11/24) スマートに進める治験/臨床研究~臨床研究中核病院に学ぶ~(2025/10/28) 第50回日本骨髄腫学会学術集会:独占インタビュー(2025/04/18) ASCO2025 まとめ(2025/06/02) かかりつけ医のためのがん患者フォローアップ(2025/06/13) 医療・介護施設従事者のための転倒・転落事故へのアプローチ ~転倒・転落事故のメカニズム、予防、事故後フォローのすべて~(2025/02/27) 非機器的早期運動療法はDVT発生率を低減【論文から学ぶ看護の新常識】第1回(2025/02/05) トレンド・トーク『肺がん』(2024/06/11)