慎重に評価する必要がある論文。さらなるフォローアップが望まれる(解説:野間 重孝 氏、下地 顕一郎 氏)-1739

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2023/10/17

本記事のコメンテーター

野間 重孝( のま しげたか ) 氏

栃木県済生会宇都宮病院 院長

J-CLEAR評議員

下地 顕一郎( しもじ けんいちろう ) 氏

栃木県済生会宇都宮病院 循環器内科 医長 心臓カテーテルセンター長

J-CLEAR推薦コメンテーター

本研究(ILUMIEN IV試験)はOCTガイドとアンギオガイドのPCIを比較、2年間追跡したものである。これまでIVUSで証明されてきた優位性をOCT単独で検証した大規模なRCTであり、18ヵ国80施設が参加、2,487症例が組み入れられた。
 結果は、OCTガイド群でminimum stent areaが大きく、ステント血栓症が少なかったものの、TVFでは差がみられなかった、というものである。

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J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。
本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。