クローン病患者に対するグセルクマブ(トレムフィア:ヒト型抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体)の静脈内導入療法および皮下維持療法の有効性と安全性(GALAXI-2試験およびGALAXI-3試験):2つの第III相ランダム化プラセボ対照および実薬対照二重盲検トリプルダミー試験の48週時点の結果(解説:上村 直実 氏)-1997

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2025/08/06

本記事のコメンテーター

上村 直実( うえむら なおみ ) 氏

国立国際医療研究センター国府台病院 名誉院長

東京医科大学内視鏡センター 客員教授

J-CLEAR評議員

指定難病であるクローン病(CD)の患者数は日本でも次第に増加して、近々5万例に達する見込みであるが、潰瘍性大腸炎と違って軽症例は少なく中等症から重症例が多く、内科的治療により寛解不能で外科的手術が必要な患者も多いのが現状である。完全治癒が見込めないCDに対する治療の基本は、病気の活動性のコントロールにより寛解状態を維持し、さらに日常生活に影響する狭窄や瘻孔形成などの合併症を予防することにあるが、最近は…

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