免疫再構築症候群(IRIS)による結核発症・悪化の予防にprednisoneが有効-HIV感染者でのランダム化二重盲検プラセボ対照試験から-(解説:吉田 敦 氏)-973

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2018/12/14

本記事のコメンテーター

吉田 敦( よしだ あつし ) 氏

東京女子医科大学 感染症科

J-CLEAR推薦コメンテーター

HIV感染者において、抗ウイルス療法(ART)開始後に併存している感染症が悪化することを経験するが、これはARTによって免疫再構築が生じることによるとされ、免疫再構築症候群(IRIS)と総称されている。ニューモシスチス肺炎やサイトメガロウイルス感染症、結核、クリプトコッカス髄膜炎が代表的であり、これらの感染症を発症した後にARTを開始する際には、IRISによる悪化ないし発症を少なくするために、感染症治療からある程度…

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