出産歴による乳がん検診開始年齢を検討/Eur J Cancer

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 乳がんリスクに出産歴が影響することは認識されているが、現在の乳がん検診ガイドラインはこの因子によるリスクの違いが考慮されていない。乳がんリスクが高い女性は早期の検診が必要であることから、ドイツ・German Cancer Research CenterのTrasias Mukama氏らは、生殖プロファイルに基づくリスクに合った検診開始年齢を検討した。European Journal of Cancer誌オンライン版2019年11月21日号に掲載。

 本研究は、1931年以降に生まれた509万9,172人のスウェーデン人女性の全国コホート研究。参加者におけるSwedish Cancer Registry、Multi-generation Register、Cause of Death Register、および国勢調査(1958~2015)の記録をリンクさせた。

 著者らは、一般集団における40、45、50歳(現在のガイドラインで推奨されている検診開始年齢)での10年累積乳がんリスクを算出し、生殖因子(出産歴および初産年齢)が異なる群ごとにそのリスクレベルに達成する年齢を調べた。

 その結果、リスクレベルに達成する年齢は、現在のガイドラインの推奨年齢と-3~+9歳の差が認められた。これらの結果は、検診開始年齢について新たな情報を提供し、個別化検診に向けて重要なステップとなる。

(ケアネット 金沢 浩子)

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