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サン・アントニオ乳癌シンポジウム2014〔会員聴講レポート〕

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公開日:2014/12/25

米国テキサス州サン・アントニオにて第36回サン・アントニオ乳癌シンポジウム2014が開催された。

ケアネットでは、幅広く、実用的な情報をニュートラルに提供するため、ケアネット会員の現役ドクターによるシンポジウム聴講レポートを企画した。乳がん診療に携わる医療者の先生方に、現在そして今後の乳がん診療トレンドを紹介する。

レポーター

矢形 寛 ( やがた ひろし ) 氏埼玉医科大学 総合医療センター ブレストケア科 教授

本年は、12月9日から13日までの間に開催された。昨年と違って、気候はとても暖かく、とても過ごしやすかったが、会場内は相変わらず冷えていた。

今回目立ったのは、がん免疫、intratumoral heterogeneityと治療効果、胚細胞変異に関するものであった。普段基礎的な勉強をしていない私には癌免疫はとても難しく、とりあえず耳学問として慣れておく程度が関の山であった。intratumoral heterogeneityに関するものも口演やポスターディスカッションで取り上げられ、治療効果との関連についても報告があったが、今後さらに検討を要するように思えた。胚細胞変異はBRCA のみならず、複数の遺伝子を検索し、戦略を考える試みが海外ではすでに実臨床で応用されており、本邦は臨床的に完全に取り残されたようである。さらに、化学療法の効果との関連も注目されるようになってきており、きわめて基本的な遺伝カウンセリングとBRCA検査を、とりあえずは一刻も早く本邦で標準化させる必要性をあらためて感じた。いずれも次世代シークエンサーなどの技術が、研究と実臨床を加速させている。

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