adagrasib:KRASG12C変異陽性NSCLCに対する2次治療の新たな選択肢(解説:田中 希宇人 氏/山口 佳寿博 氏)-2012

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2025/09/30

本記事のコメンテーター

田中 希宇人( たなか きゅうと ) 氏

日本鋼管病院 呼吸器内科部長/病院長補佐

山口 佳寿博( やまぐち かずひろ ) 氏

山梨大学 医学部 呼吸器内科 臨床教授

健康医学協会附属 東都クリニック

 「KRYSTAL-12試験」の結果は、KRASG12C変異陽性NSCLCに対する2次治療の新たな標準選択肢が確立した点が重要と捉えられる。従来、1次治療であるプラチナ併用化学療法+免疫チェックポイント阻害薬による治療後に病勢進行したNSCLCに対しては、ドセタキセル±ラムシルマブなどが標準的であった。しかし、本試験ではKRASG12C変異を有する集団では従来の殺細胞性抗がん剤よりも標的治療adagrasibのほうが無増悪生存期間を延長し、腫…

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