MET阻害薬capmatinibのMETΔex14変異NSCLCに対する効果(GEOMETRY mono1)/ASCO2019

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MET阻害薬capmatinibのMETΔex14変異NSCLCに対する効果(GEOMETRY mono1)/ASCO2019のイメージ

 METエクソン14スキッピング変異(METΔex14)は非小細胞肺がん(NSCLC)の3~4%にみられ、予後不良かつ標準治療に奏効しにくいとされる。capmatinibは最も強力なMET阻害薬である。第II相多施設マルチコホートGEOMETRY mono1試験の中間解析では、治療ラインにかかわらずMETΔex14変異を有する進行NSCLC患者に深い奏効を示した。米国臨床腫瘍学会年次総会(ASCO2019)にて発表された。

・対象:StageIIIB/IVのMETΔex14(MET遺伝子増幅/遺伝子コピー数にかかわらない)NSCLC患者。[コホート4]1~2ラインの治療歴を有する患者(n=69)[コホート5b]治療歴のない患者(n=28)
・介入:capmatinib(400mg×2/日)
・評価項目:[主要評価項目]盲検下独立判定委員会(BIRC)評価による全奏効率(ORR)
[副次評価項目]BIRCによる奏効期間(DOR)、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、安全性

 主な結果は以下のとおり。

・BIRCによるORRは、コホート4では40.6%(28.9~53.1)、コホート5bでは67.9%(47.6~84.1)であった。
・BIRCによるDORは、コホート4では9.72ヵ月(5.55~12.98)、コホート5bでは11.14ヵ月(5.55~NE)であった。
・多くの患者(コホート4では82.1%、コホート5bでは68.4%)が投与7週間以内に効果を示した。
・脳転移を有した患者13例のうち7例(54%)で奏効を示した。
・capmatinibによる全Gradeの治療関連有害事象(TRAE)発現率は84.4%、Grade3~4の発現率は35.4%であり、頻度の高いものは末梢浮腫、悪心、クレアチニン上昇などであった。
・TRAEによる投与量調整は21.9%に、治療中止は11.1%にみられた。

(ケアネット 細田 雅之)

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