BMSと国立がん研究センター、希少がん対象の共同研究契約を締結

提供元:ケアネット

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公開日:2017/08/08

 

 ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:ダビデ・ピラス)は、国立研究開発法人国立がん研究センター(東京都中央区、理事長:中釜 斉、以下、国立がん研究センター)と、希少がんの研究開発およびゲノム医療を推進する産学共同プロジェクト「MASTER KEYプロジェクト」に関する共同研究契約を締結した。

 今後、国立がん研究センターと協力し、希少がんにおけるゲノム医療の推進を目指す。

 希少がんは、各々の患者数が少ないために、これまでまとまった診療データが存在していない。また、ほかの主要がん種と比較して標準的な治療法が確立していない場合が多く、治療開発が遅れていた。

 「MASTER KEYプロジェクト」は、希少がん患者の遺伝情報や診療情報、予後データなどをレジストリ臨床研究により網羅的に収集し、研究の基礎データとなる大規模なデータベースを構築するとともに、特定のバイオマーカーを有する患者の集団に対して、そのバイオマーカーに適した薬剤を用いて臨床試験を実施するプロジェクト。レジストリ臨床研究は2017年5月より開始されている。

■参考
ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社プレスリリース

(ケアネット 細田 雅之)