メチシリン感性黄色ブドウ球菌菌血症に対するクロキサシリンとセファゾリンの比較(CloCeBa試験)(解説:寺田 教彦 氏)-2050 提供元:臨床研究適正評価教育機構 ツイート 公開日:2025/12/19 企画協力J-CLEAR 本記事のコメンテーター 寺田 教彦( てらだ のりひこ ) 氏 筑波大学 医学医療系 臨床医学域 感染症内科学 講師 筑波メディカルセンター病院臨床検査医学科/感染症内科 オリジナルのニュース MSSA菌血症、セファゾリンvs.クロキサシリン/Lancet(2025/10/31掲載) メチシリン感性黄色ブドウ球菌(MSSA)菌血症は、感染性心内膜炎などの多彩な合併症を伴うことがあり、死亡率も高い重篤な疾患である。日本では、中枢神経系合併症を除けば、MSSA菌血症の治療にはセファゾリンが第1選択薬として推奨されている。一方、欧米では長年の臨床経験を背景に、nafcillin、oxacillin、クロキサシリンなどの抗ブドウ球菌ペニシリン(antistaphylococcal penicillins:ASPs)が標準治療薬とされてきた。本邦… ログインしてコンテンツへ 新規会員登録はこちら 医師 薬剤師 医学生 その他 医療関係者 記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 寺田 教彦先生の他のコメント パラチフスAに対するワクチンの安全性、有効性と免疫原性(解説:寺田教彦氏) (2025/12/18掲載) 60歳以上における全原因心肺系・心血管系疾患入院予防に対する2価RSVワクチンの効果(解説:寺田教彦氏) (2025/11/03掲載) 米国の小児におけるインフルエンザ関連急性壊死性脳症(IA-ANE)(解説:寺田教彦氏) (2025/08/28掲載) バロキサビル単回投与による家庭内インフルエンザ伝播予防効果(解説:寺田教彦氏) (2025/05/21掲載) 敗血症性ショックにおけるバソプレシンの最適な開始時期(OVISS強化学習研究)(解説:寺田教彦氏) (2025/04/21掲載) リファンピシン耐性キノロン感性結核に対する経口抗菌薬(解説:寺田教彦氏) (2025/03/10掲載) 高病原性鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)のヒト感染(解説:寺田教彦氏) (2025/02/11掲載) 敗血症が疑われる入院患者に対するバイオマーカーガイド下の抗菌薬投与期間(解説:寺田教彦氏) (2025/01/17掲載) インフルエンザウイルス曝露後抗ウイルス薬の有効性(解説:寺田教彦氏) (2024/10/25掲載) 流行株によるコロナ罹患後症状の発生率とコロナワクチンの効果(解説:寺田教彦氏) (2024/08/21掲載) 重症敗血症患者におけるβ-ラクタム系抗菌薬持続投与の有用性(BLING III)(解説:寺田教彦氏) (2024/07/23掲載) 新規2型経口生ポリオワクチン(nOPV2)の有効性と安全性(解説:寺田教彦氏) (2024/04/09掲載) 5歳から17歳の小児および青年に対する2価新型コロナワクチンの有効性(解説:寺田教彦氏) (2024/03/01掲載) COVID-19外来患者において高用量フルボキサミンはプラセボと比較して症状改善までの期間を短縮せず(解説:寺田教彦氏) (2024/02/02掲載) 新型コロナウイルスに伴う肺炎で入院した患者を対象に、標準治療に免疫調整薬を併用した効果(解説:寺田教彦氏) (2023/08/31掲載) 低中所得国において、せっけん手洗いによる介入は急性呼吸器感染症(ARI)の減少に寄与する(解説:寺田教彦氏) (2023/07/05掲載) スコアに基づくコロナ罹患後症状の定義を提案した論文報告(解説:寺田教彦氏) (2023/07/04掲載) 過去のSARS-CoV-2感染に伴う再感染に対する防御効果:系統的レビューとメタアナリシス(解説:寺田教彦氏) (2023/04/25掲載) 2022年11月以降の中国・北京における新型コロナウイルス流行株の特徴(解説:寺田教彦氏) (2023/03/10掲載) 軽症から中等症のCOVID-19外来患者において、フルボキサミンはプラセボと比較して症状改善までの期間を短縮せず(解説:寺田教彦氏) (2023/03/09掲載) 新型コロナウイルス感染症に対する経口治療薬の比較試験(ニルマトレルビル/リトナビルとVV116)(解説:寺田教彦氏) (2023/02/02掲載) コロナワクチン追加接種後も重篤なCOVID-19となる患者の特徴(解説:寺田教彦氏) (2022/11/30掲載) COVID-19に対するモデルナ製のオミクロン株対応2価ブースターワクチン(オミクロン株対応2価ワクチン[BA.1])の安全性と免疫原性について(解説:寺田教彦氏) (2022/10/31掲載) オミクロン株流行中のニルマトレルビルによるCOVID-19の重症化転帰(解説:寺田教彦氏) (2022/09/08掲載) スペインにおけるサル痘の臨床症状とウイルス学的評価:前向き観察コホート研究(解説:寺田教彦氏) (2022/08/26掲載) 5~11歳へのBNT162b2ワクチンのオミクロン株に対する有効性(解説:寺田教彦氏) (2022/08/23掲載) オミクロン株流行時期における5~11歳児に対するBNT162b2ワクチンの有効性(解説:寺田教彦氏) (2022/07/21掲載) 酸素療法を伴う/伴わない中等度のCOVID-19肺炎患者におけるファビピラビル、カモスタット、およびシクレソニドの併用療法 第III相ランダム化比較試験(解説:寺田教彦氏) (2022/07/05掲載) RBDダイマー由来のCovid-19ワクチンZF2001の成人における有効性と安全性(解説:寺田教彦氏) (2022/06/16掲載) オミクロン株とデルタ株の流行時期における、COVID-19に伴う症状の違いや入院リスク、症状持続時間について(解説:寺田教彦氏) (2022/05/18掲載) 小児期および青年期におけるオミクロン株に対するファイザー製ワクチン(BNT162b2ワクチン)の予防効果(解説:寺田教彦氏) (2022/04/25掲載) 米国でのオミクロン、デルタ、アルファ株におけるCOVID-19の臨床的重症度とmRNAワクチンの有効性の違い(解説:寺田教彦氏) (2022/03/31掲載) その他の解説記事をみる J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)とは J-CLEAR(臨床研究適正評価教育機構)は、臨床研究を適正に評価するために、必要な啓発・教育活動を行い、わが国の臨床研究の健全な発展に寄与することを目指しています。 本企画では、J-CLEARの活動の一環として、CareNet.comで報道された海外医学ニュース「ジャーナル四天王」に対し、臨床研究の適正な解釈を発信します。 詳しくはこちら このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 妊娠前/妊娠初期のGLP-1作動薬中止、妊娠転帰と体重変化は?/JAMA(2025/12/19) 血友病Bに対する遺伝子治療、第III相試験の最終解析/NEJM(2025/12/19) 『肝細胞癌診療ガイドライン』改訂――エビデンス重視の作成方針、コーヒー・飲酒やMASLD予防のスタチン投与に関する推奨も(2025/12/19) ER+低リスクDCIS、手術せず内分泌療法単独での有用性を検証(LORETTA)/SABCS2025(2025/12/19) 肺がん治療における経済的視点/治療医に求められる役割(2025/12/19) スタチン使用は本当にうつ病リスクを低下させるのか?(2025/12/19) 危険なOTCが国内流通か、海外での規制や死亡例は(2025/12/19) 「TAVI弁展開後における弁尖可動不良事象に関するステートメント」公表/THT協議会(2025/12/19) [ あわせて読みたい ] 50代半ばで精神科から一転・総合診療でへき地へ【ReGeneral インタビュー】第2回(2025/12/15) 合格直結!テスレクDigest(2025/07/18) 「総合医育成プログラム」で広がる医師のキャリアと医療機関の未来【ReGeneral インタビュー】第1回(2025/11/24) スマートに進める治験/臨床研究~臨床研究中核病院に学ぶ~(2025/10/28) 第50回日本骨髄腫学会学術集会:独占インタビュー(2025/04/18) ASCO2025 まとめ(2025/06/02) かかりつけ医のためのがん患者フォローアップ(2025/06/13) 医療・介護施設従事者のための転倒・転落事故へのアプローチ ~転倒・転落事故のメカニズム、予防、事故後フォローのすべて~(2025/02/27) 非機器的早期運動療法はDVT発生率を低減【論文から学ぶ看護の新常識】第1回(2025/02/05) トレンド・トーク『肺がん』(2024/06/11)
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