CRTの左室リード、最遅延部位への標的留置は予後を改善せず/Lancet
心臓再同期療法(CRT)の両室ペーシングでは、電気的興奮が最も遅い部位(最遅延部位)への左室リードの留置が、左室収縮機能の大幅な改善と生存率の向上をもたらすことが、観察研究によって報告されている。デンマーク・オーフス大学病院のJens Cosedis Nielsen氏らDANISH-CRT Trial Investigatorsは「DANISH-CRT試験」において、QRS時間の延長を伴う心不全患者に対するCRTの左室リードの位置について、最遅延部位への標的留置は従来の冠静脈洞分枝の後壁・側壁の非心尖部への留置と比較して、死亡または心不全による予定外の入院の複合評価項目を改善せず、左室リード関連の合併症が数値上は増加することを示した。Lancet誌2026年9月26日号掲載の報告。