有病率の高い欧州で小児1型糖尿病発症とコロナ感染の関連を調査(解説:栗原 宏 氏)-1736

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2023/10/12

本記事のコメンテーター

栗原 宏( くりはら ひろし ) 氏

霞ヶ浦医療センター 総合診療科

本研究で対象となっている小児1型糖尿病は、発症率に人種差があり白人に非常に多い。欧州全般に発症者は多く、とくに多い北欧諸国、カナダ、イタリアのサルディニアでは年間約30/10万人と日本(1.4~2.2/10万人)に比して10倍以上の違いがある。1歳ごろに膵島細胞への自己抗体が発生するピークがあり、10年以内に臨床的な糖尿病を発症する。自己抗体の発生原因は不明ながら、呼吸器系ウイルス感染が関与している可能性があるとさ…

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