敗血症性ショックへの新たな蘇生戦略の提案:CRTに基づく多角的介入(解説:栗原 宏 氏)-2036

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2025/11/19

本記事のコメンテーター

栗原 宏( くりはら ひろし ) 氏

霞ヶ浦医療センター 総合診療科

敗血症性ショックは日本国内では年間約6.5万例程度発生し、そのうち3例に1例が死亡する重篤な疾患である。血液循環不全と肝機能を反映して乳酸値は上昇するため、乳酸クリアランスは敗血症性ショックの治療において最も重要な指標の1つとなっている。2019年に発表された先行研究(ANDROMEDA-SHOCK試験)では、敗血症性ショックの患者を対象として、治療目標をCRTとした群は従来の乳酸クリアランスとした群に対して非劣性が示され…

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