脳保護デバイスでTAVRの周術期脳梗塞は解決するか?(解説:上妻 謙 氏)-1594

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2022/11/01

本記事のコメンテーター

上妻 謙( こうづま けん ) 氏

帝京大学医学部内科学講座・循環器内科 教授

重症大動脈弁狭窄症(AS)に対する経カテーテル大動脈弁置換術(TAVR)は、低侵襲かつ有効な治療のためAS単独手術患者に関して標準的な医療となった。しかし周術期脳卒中の合併率は、最近の治療技術、デバイスの進歩によってある程度低下してきたものの依然として1~2%で発生している1)。脳卒中の合併率は外科手術と同等であるが、この脳卒中の問題が克服されればASの治療としてTAVRは外科手術に対して圧倒的に安全となる。本論…

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