GnRHアンタゴニストはadd-back療法併用でも子宮筋腫による過多月経改善に効果あり、使用時に合併する更年期様症状改善の可能性も(解説:前田 裕斗 氏)-1197

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2020/03/10

本記事のコメンテーター

前田 裕斗( まえだ ゆうと ) 氏

東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 公衆衛生学分野

過多月経を伴う子宮筋腫の根本治療はあくまで手術であり、投薬治療にはさまざまな問題点がある。たとえば低エストロゲン・プロゲステロン合剤(LEP)や子宮内レボノルゲストレル放出システムなどについて子宮筋腫患者の過多月経改善に明確なエビデンスはなく、中枢に働きかけ性ホルモン分泌を抑えるゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)アゴニストには、むしろ一時的に性ホルモンが増えることで大量出血するflare up現象などの問題…

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