卵巣がん初回治療後の維持療法でオラパリブ+ベバシズマブはPFSを延長も、日本の臨床現場への適応は一部施設に限るか(解説:前田 裕斗 氏)-1173

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2020/01/30

本記事のコメンテーター

前田 裕斗( まえだ ゆうと ) 氏

東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 公衆衛生学分野

進行期IIIまたはIVの進行卵巣がんにおける、初回治療(腫瘍減量術などの手術+プラチナ・タキサン[TC]・ベバシズマブ[以後Bevと表記])後の維持療法について、Bev単独とBev+オラパリブを比較したRCTである。結果はprogression-free survival(無増悪生存期間、PFS)についてBev+Ola群で有意に長いという結果が出た(中央値、22.9ヵ月vs.16.6ヵ月)。現在日本での進行卵巣がん初回治療における化学療法としては、dose-dense …

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