オキシトシン受容体拮抗薬atosibanは48時間以内の分娩を予防するが、新生児転帰を改善せず(解説:前田 裕斗 氏)-1955

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2025/05/07

本記事のコメンテーター

前田 裕斗( まえだ ゆうと ) 氏

東京科学大学 医歯学総合研究科 公衆衛生学分野

切迫早産に対する子宮収縮抑制薬の分娩延長効果、新生児転帰の改善効果をプラセボと比較したランダム化比較試験である。子宮収縮抑制薬にはβ刺激薬やCa拮抗薬など、すでに点滴製剤がさまざまにある中で、今回新たにオキシトシン受容体拮抗薬についての研究が出された背景には、
(1)オキシトシン受容体拮抗薬は副作用が他薬と比べて起こりにくいこと
(2)オキシトシン受容体拮抗薬の大規模な研究、とくにRCTが存在しなかった…

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