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2019-09-23 ~ 2019-09-23

2019/09/23

腫瘍循環器病学の基礎研究の1つとなる論文(解説:野間重孝氏)-1113

腫瘍循環器病学(Onco-cardiology)という領域には、まだあまりなじみのない方が多いのではないかと思う。この領域が本格的に稼働し始めたのは今世紀に入ってからで、実際、最初の専門外来がテキサス州立大学MDアンダーソンがんセンター内に開設されたのは2000年の出来事だった。わが国で同種の外来が大阪府立成人病センターにおいて初めて設置されるには、その後10年を待たなくてはならなかった。こうした事情を考えると、この領域について少し解説を加える必要があるのではないかと思う。

CLEAR!ジャーナル四天王

うつ病と糖尿病合併に関する調査結果

 うつ病と糖尿病合併との関連を明らかにするため、オーストリア・ウィーン医科大学のGernot Fugger氏ら欧州リサーチコンソーシアムの治療抵抗性うつ病研究グループ(GSRD)は、多施設共同研究を実施した。Progress in Neuro-Psychopharmacology & Biological Psychiatry誌2019年8月30日号の報告。  DSM-IVでうつ病と診断された患者1,410例の2012~16年の人口統計および臨床情報を、横断的に検索した。糖尿病合併の有無により患者特性の比較には、記述統計、共分散分析(ANCOVA)、二項ロジスティック回帰分析を用いた。

医療一般

ヒト細菌叢の遺伝子、その半数は個人に固有のもの

 米ハーバード大学医学大学院とジョスリン糖尿病センターの研究グループがヒトの口腔および腸管内に存在する細菌の遺伝子解析を行ったところ、約半数は宿主である個人に固有のものであることが明らかとなった。詳細は、「Cell Host & Microbe」8月14日号に掲載された。  研究グループは、ヒトの腸管内(試料数約2,100)および口腔内(同1,400)から採取された細菌の遺伝子を解析。その結果、これらの試料には約4600万(腸管内2200万、口腔内2400万)の細菌遺伝子が含まれていることが明らかになった。そしてその半数以上を占める2300万の細菌遺伝子は、一度しか発現していなかったことから、個人固有の細菌遺伝子と考えられた。この一度しか発現していない「シングルトン」と呼ばれる遺伝子は、抗生物質に対する耐性獲得などの特異な機能を担う傾向があるという。

医療一般

脳卒中の既往がパーキンソン病の発症と関連か

 疾患や生活習慣により脳の血流が低下している人は、パーキンソン病になりやすい可能性があるとする報告が、米マウントサイナイ・アイカーン医科大学のBenjamin Kummer氏らにより発表された。脳卒中の既往や高血圧、睡眠時無呼吸といった脳血管疾患のリスク因子はパーキンソン病と関連することが明らかになったという。研究の詳細は、「Annals of Neurology」8月29日オンライン版に掲載された。  Kummer氏らは、2008~2015年のメディケア受給者の請求データからランダムに選んだ103万5,536人(平均年齢75.9歳、59.2%が女性)を対象に後ろ向きコホート研究を実施し、脳血管疾患のリスク因子とパーキンソン病発症との関連を調べた。脳血管疾患のリスク因子として、脳卒中の既往、心房細動、高血圧、高コレステロール、心不全、睡眠時無呼吸、糖尿病、喫煙などについて評価された。

医療一般

減量手術で肥満糖尿病患者の心血管イベントが4割減少

 肥満糖尿病の患者に減量手術を行うと、従来の内科的治療を継続した場合に比べて、死亡を含む心血管イベントが約4割減少することが報告された。米クリーブランドクリニックのAli Aminian氏らが欧州心臓病学会(ESC 2019、8月31日~9月4日、フランス、パリ)で9月2日に発表し、同日「JAMA」オンライン版に掲載された。  研究グループは、1998~2017年に減量手術を受けたBMI30以上の肥満2型糖尿病患者2,287人を対象に、後ろ向きコホート研究を実施。減量手術に用いられた術式は、胃バイパス術、スリーブ状胃切除術、調節性胃バンディング術、十二指腸スイッチ術の4種だった。

医療一般

早発性冠動脈疾患の予防にも生活習慣改善が重要

 遺伝的背景よりも不健康な生活習慣の方が、早発性冠動脈疾患へ与える影響が大きいという知見が欧州心臓病学会(ESC 2019、8月31日~9月4日、フランス、パリ)で報告された。冠動脈疾患(CAD)若年発症の家族歴がある人でさえ、生活習慣改善が予防の鍵であるという。  フンシャル中央病院(ポルトガル)のJoao Sousa氏らは50歳未満の1,075人を対象に、CADに関連する5つの修正可能な生活習慣関連リスク因子(運動不足、喫煙、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症)と、33のバリアント(多様体)から算出されるCADの遺伝的リスクスコアを調べた。対象者のうちCAD患者は555人(平均年齢44.1±4.9歳、男性86.8%)で、残りの520人(平均年齢44.3±4.8歳、男性86.2%)を比較対照群とした。

医療一般

運動は70歳から始めても遅くない?

 高齢になってから運動を始めても、それまで運動経験がなくても健康に大きなベネフィットをもたらすようだ。運動をしていない70~80歳代の高齢男性でも、運動を始めると、運動経験が豊富な熟練アスリートと同程度に筋肉量を増やせることが、英バーミンガム大学運動生理学・代謝学のLeigh Breen氏らの研究で明らかになった。研究の詳細は「Frontiers in Physiology」8月30日オンライン版に掲載された。  Breen氏らのチームは、年齢をマッチさせた運動経験のない高齢者8人と熟練アスリート7人を対象に、エクササイズマシンを使ったレジスタンス運動を1回行ってもらい、運動前48時間の安静時と運動後に筋生検サンプルを採取。

医療一般

高齢者乳がん、カペシタビン術後療法の10年評価/JAMA Oncol

 カペシタビンの早期高齢乳がん術後補助化学療法における標準療法に対する非劣性を検討した「CALGB 49907試験」の長期10年の追跡結果が、米国・ノースカロライナ大学Lineberger Comprehensive Cancer CenterのHyman B. Muss氏らにより発表された。Journal of Clinical Oncology誌2019年9月10日号掲載の報告。  同試験の主要解析の結果は、追跡期間中央値2.4年後に報告されており、標準術後化学療法は、カペシタビンとの比較において有意に良好な無再発生存期間(RFS)および全生存期間(OS)を示していた。今回、同グループは、追跡期間中央値11.4年後の結果をアップデート報告した。

医療一般

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