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2021-07-12 ~ 2021-07-18

2021/07/16

10種の待機的整形外科手術、臨床的効果は?/BMJ

ジャーナル四天王

 多くの一般的な待機的整形外科手術は保存治療と比較して、全体/サブグループにおいて有効と思われるが、より効果的であることを示す強力で質の高いエビデンスはないという。英国・National Institute for Health Research Bristol Biomedical Research CentreのAshley W. Blom氏らが、レベル1のエビデンスのアンブレラレビューの結果を報告した。著者は、「強力なエビデンスが不足しているにもかかわらず、これらの手技のいくつかは、特定の状況下において国のガイドラインで推奨されている」として、「一般的な待機的整形外科手術と無治療、プラセボ、非手術的治療と比較する研究を優先することが急務である」とまとめている。BMJ誌2021年7月7日号掲載の報告。

COVID-19入院患者へのIL-6受容体拮抗薬、メタ解析で全死亡抑制/JAMA

ジャーナル四天王

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者を対象とした臨床試験の前向きメタ解析の結果、IL-6受容体拮抗薬は通常の治療やプラセボと比較し、28日全死因死亡率の低下と関連していることが認められた。WHO Rapid Evidence Appraisal for COVID-19 Therapies(REACT)Working Groupメンバーで、英国・St Thomas' HospitalのManu Shankar-Hari氏らが報告した。COVID-19入院患者へのIL-6受容体拮抗薬の有効性を評価した臨床試験では、有益、有効性なし、有害とさまざまな報告がされていた。JAMA誌オンライン版2021年7月6日号掲載の報告。

CGMはリアルタイムか間歇スキャン式のいずれが優れているか?(解説:住谷哲氏)

CLEAR!ジャーナル四天王

持続グルコース測定器(continuous glucose monitoring:CGM)は皮下間質液中のグルコース濃度を持続的に測定する機器で糖尿病治療に活用されている。CGMには大きく分けて3種類あり、現在わが国で使用できる機器も併せて記載すると、(1)リアルタイムCGM (real-time CGM[rtCGM]):その時の血糖値が常に測定表示されるもの(Dexcom G4 PLATINUM、ガーディアン コネクト)、(2)間歇スキャンCGM(intermittently scanned CGM[isCGM]、flush glucose monitoring[FGM]とも呼ばれる):患者がセンサーをスキャンした時にのみグルコース値が表示されるもの(FreeStyleリブレ)、(3)professional CGM(pCGM):患者はグルコース値を装着中に見ることができず検査終了後に解析するもの(FreeStyleリブレPro)、になる。グルコース値の読み取りも当初は専用のリーダーが必要であったが、現在ではBluetoothを用いてスマートフォンや腕時計型デバイスで読み取り可能のものも登場している。

コロナワクチンのアナフィラキシー、患者さんに予防策を聞かれたら?

医療一般

 7月に入り、新型コロナワクチン接種が65歳未満でも本格化している。厚生労働省の副反応報告1)によると、現時点では「ワクチンの接種体制に直ちに影響を与える程度の重大な懸念は認められない」との見解が示されており、アナフィラキシーやその他副反応のリスクよりも新型コロナの重症化予防/無症状感染対策というベネフィットが上回るため、12歳以上へのワクチン接種は推奨される。  しかし、接種対象者の年齢範囲が広がることで問題となるのが、SNS上での根拠のないワクチン批判である。その要因の1つが「アナフィラキシー」だが、患者自身で出来る予防策はあるのだろうかー。今回、日本アレルギー学会のCOVID-19 ワクチンに関するアナウンスメントワーキンググループのひとりである中村 陽一氏(横浜市立みなと赤十字病院アレルギーセンター センター長/)に話を聞いた。

ニルセビマブがRSウイルスの高リスク乳児に有効/第II/III相MEDLEY試験

医療一般

 アストラゼネカは、RSウイルス(呼吸器合胞体ウイルス)感染の高リスク乳児を対象にニルセビマブの安全性と忍容性を評価した第II/III相のMEDLEY試験において、良好な結果を示したことを7月8日付けのプレスリリースで発表した。  ニルセビマブはアストラゼネカとサノフィにより開発中のアストラゼネカ独自の半減期延長(YTE)技術を用いた長時間作用型抗体。乳幼児に直接免疫を与え、RSウイルスに対する感染予防効果を発揮させる可能性がある。

体内で分解するペースメーカーの開発へ一歩前進

医療一般

 心臓手術直後などの一時的な必要性にあわせて体内で機能した後、不要になる頃には自然に分解される心臓ペースメーカーの開発状況が報告された。米ノースウェスタン大学のJohn Rogers氏らの研究によるもので、詳細は「Nature Biotechnology」に6月28日掲載された。現在はまだ動物の生体内およびヒトの心臓組織を用いた研究であり、開発の初期段階ではあるが、研究者らは「刺激的な成果があがっている」と述べている。将来的には、数日から数週間だけペースメーカーが必要な患者の治療のあり方が変わる可能性もあるという。  ペースメーカーは、不整脈治療のために体内に留置するデバイスで、心臓の筋肉に電気的な刺激(パルス)を与えて、心臓の異常なリズムを修正する。以前から使われている恒久的な使用を前提としたペースメーカーは、パルスを発生させる装置や電池、リードと呼ばれる導線、電極などで構成され、それらを体内に留置する。

非肥満者での断続的断食の効果は摂取エネルギー制限に及ばない

医療一般

 食事を摂取する日や時間帯を限定する断続的断食の人気が高まっているが、その減量効果は古くから行われている摂取エネルギー制限を上回るものではないとする研究結果が報告された。英バース大学のJames Betts氏らが行った非肥満者対象の研究結果であり、詳細は「Science Translational Medicine」に6月16日掲載された。  この研究では、異なる2タイプのレジメンによる断続的断食を行う2群と比較して、単に1日の摂取エネルギー量を25%減らした群で、3週間の介入による体重と体脂肪の減少幅が最も大きかった。また、心血管代謝リスク関連マーカーに有意差はなかった。つまり、断続的断食は減量効果に劣り、かつ減量以外の“隠れたメリット”があるというわけでもなかった。論文の上席著者であるBetts氏は、「体脂肪を減らすためには、断続的断食よりも標準的な食事療法の方が効果的なようだ」と述べている。

6割以上の人が目薬の点眼に失敗している―国内の緑内障患者で調査

医療一般

 目薬(点眼薬)をしっかりさせていない人が6割以上に及ぶ可能性を示すデータが報告された。山梨大学医学部眼科の柏木賢治氏らが、緑内障患者を対象に行った研究の結果であり、詳細は「PLOS ONE」に5月24日掲載された。  緑内障は国内の視覚障害の原因の第1位であり、高齢者の増加とともにその患者数が増えている。緑内障による視覚障害を防ぐ最大のポイントは、眼圧降下薬をきちんと点眼し続けることで、誤った方法での点眼では眼圧コントロールが不十分になったり、副作用が現れやすくなる。しかし、緑内障患者がきちんと点眼できているか否かを検討した報告は少ない。

治療抵抗性統合失調症の遺伝的研究~COMTおよびGAD1遺伝子

医療一般

 前頭前野におけるドパミン作動性ニューロンからガンマアミノ酪酸(GABA)介在ニューロンへの投射は、統合失調症の病因と関連している。統合失調症の臨床像に対するドパミンシグナルとGABA発現との相互作用の影響は、これまで研究されていなかった。これらの相互作用は、前頭前野の機能と密接に関連している可能性があり、関連分子との特定の対立遺伝子(遺伝的機能の低下または脆弱)を有する患者では、治療抵抗性へ移行する可能性がある。千葉大学の小暮 正信氏らは、治療抵抗性統合失調症に特有の対立遺伝子の組み合わせを調査するため、COMTおよびGAD1遺伝子に焦点を当て、遺伝子関連研究を実施した。Journal of Molecular Neuroscience誌オンライン版2021年6月14日号の報告。  対象は、治療抵抗性統合失調症群171例、非治療抵抗性統合失調症群592例、健康対照群447例。

2021/07/15

足首骨折、石膏ギプスはブレースに優越性なし/BMJ

ジャーナル四天王

 成人の急性足関節骨折において、石膏ギプスの、取り外し可能な固定ブレースに対する優越性は認められなかったことが、英国・ウォーリック大学のRebecca Kearney氏らによる無作為化比較試験の結果、示された。16週時点で両群間にOMAS(Olerud Molander ankle score)の統計学的な差は示されなかったという。足関節骨折の治療では、固定を最大限とする石膏ギプスが伝統的に利用されてきたが、固定中に関節の硬直や筋肉の衰弱を引き起こす可能性がある。取り外し可能なブレースは早期の可動により、それらの問題を解決できる可能性はあるが、いずれの治療法が優れているかは明らかになっていなかった。BMJ誌2021年7月5日号掲載の報告。

中国製コロナワクチン、入院を87.5%抑制/NEJM

ジャーナル四天王

 チリの公的国民医療保険加入者を対象に行ったコホート試験で、不活性化コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン「CoronaVac」について、COVID-19への予防効果(重症化および死亡)が明らかにされた。チリ・保健省のAlejandro Jara氏らが、2021年2月から実施している同ワクチンの全国接種キャンペーンの効果について、コホート試験を行ったもので、「結果はワクチン第II相試験の結果と一致するものであった」と述べている。NEJM誌オンライン版2021年7月7日号掲載の報告。  研究グループは、公的国民医療保険に加入する16歳以上を対象に前向きコホート試験を行い、COVID-19感染と関連する入院、ICU入室、死亡を調べ、不活性化SARS-CoV-2ワクチンの予防効果を検証した。  時間とともに変化するワクチン接種状況を考慮に入れ、拡張Cox比例ハザードモデルを用いてハザード比を算出。部分免疫(1回目接種後の14日以降で2回目接種前)、完全免疫(2回目接種後14日以降)のハザード比の変化を推算した。  ワクチンの有効性は、被験者個々の人口統計学的特徴や臨床的特徴で補正し算出した。

基礎インスリンで治療中の2型糖尿病患者の血糖コントロールに対するCGMの効果(解説:小川大輔氏)

CLEAR!ジャーナル四天王

糖尿病の診療において、血糖コントロール状況を把握する検査として血糖値とヘモグロビンA1cが通常用いられる。血糖値は採血時点の、ヘモグロビンA1cは過去1~2ヵ月間の血糖の状況を表す検査であり、外来診療ではこの2つの検査を同時に測定することが多い。さらにインスリンあるいはGLP-1受容体作動薬などの注射製剤を使用している患者は、日常生活において血糖を把握するために自己血糖測定を行うことが一般的である。 通常の自己血糖測定によるモニタリング(BGM)は測定のたびに指先を穿刺する必要があり、また連続した血糖の変動を捉えることができないという欠点がある。一方、近年使用されている持続血糖モニタリング(CGM)は一度装着すると血糖の変動を連続して把握することができるというメリットがある。CGMは毎食後や睡眠中の血糖コントロール状況がわかるため、糖尿病専門外来では糖尿病治療薬の変更や選択に活用されている。 2018年7月から2019年10月までに米国のプライマリケア施設で基礎インスリンを使用している2型糖尿病患者に対し、CGMの有効性の評価を目的とする無作為化臨床試験の結果がJAMA誌に報告された1)。対象は1日1回あるいは2回の基礎インスリンを用いて治療中の2型糖尿病患者であり、CGMまたはBGMでのモニタリングを行う群に2対1の割合で無作為に割り付けられた。インスリン以外の糖尿病治療薬の有無は問わないが、食前のインスリンは使用していないことが条件である。主要評価項目は8ヵ月後の平均HbA1c値、副次評価項目は血糖値が目標範囲内(70~180mg/dL)の時間の割合、血糖値が250mg/dL以上の時間の割合、8ヵ月後の平均血糖値である。

日本での既感染者は現在何%?コロナの“今”11知識/厚労省

医療一般

 9日、厚労省は「新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識(2021年7月版)」を公表した。これは、COVID-19に関する現在の状況とこれまでに得られた科学的知見について、新たに11の知識としてQ&A形式でとりまとめたもの。主に、感染者数・病原性、感染性、検査・治療、変異株について示されている。以下に一部を抜粋して紹介する。 Q1.わが国では、どれくらいの人が新型コロナウイルス感染症と診断されていますか。 A.これまでに79万6,835人が新型コロナウイルス感染症と診断されており、これは全人口の約0.6%に相当します。※感染していても症状が現れず医療機関を受診しない人などがいるため、必ずしも感染した人すべてを表す人数ではありません。 ・Q2.新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人や死亡する人はどれくらいですか。  A.重症化する割合や死亡する割合は以前と比べて低下しており、2020年6月以降に診断された人の中では、重症化する人の割合は約1.6%(50代以下で0.3%、60代以上で8.5%)、死亡する人の割合は約1.0%(50代以下で0.06%、60代以上で5.7%)となっています。

ロックダウン中のメンタルヘルスに天気は影響しない

医療一般

 通常、天気が良いと気分も良くなり、逆に、嵐の日は気持ちも沈みがちだ。しかし、英国での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の第一波の間、天気は人々のメンタルヘルスに特段の影響を与えなかったことが明らかになった。英イースト・アングリア大学医学部のApostolos Davillas氏らによるこの研究の詳細は、「Health Economics」に6月11日掲載された。  ロックダウンにより社会生活と経済活動の抑制を余儀なくされた結果、公衆衛生上、少なくとも2つの大きな悪影響がもたらされたことは、さまざまな研究により明らかにされている。それは、ジムの閉鎖と移動制限による屋内外での運動量の減少とメンタルヘルスの悪化である。また、COVID-19パンデミックの発生前に行われた研究では、気象条件とウェルビーイングが関連することが報告されている。そこで、Davillas氏らは、英国での第一波パンデミック中(2020年3月23日の最初のロックダウン開始から2020年7月4日のロックダウン緩和までの間)の気象条件と人々のモビリティ(移動率)およびメンタルヘルスとの関連を調べることにした。

糖尿病患者が減量すると降圧薬を減らせる

医療一般

 フォーミュラー食による積極的な減量によって、2型糖尿病の寛解とともに高血圧も改善されることを示した研究結果が、「Diabetologia」に5月31日掲載された。論文の上席著者である英グラスゴー大学のMichael Lean氏は、「減量によって糖尿病とともに高血圧が改善されることから、血糖や血圧が関連する深刻な健康障害の抑止にも有効と考えられる。積極的な減量にはほかにもさまざまな健康上のメリットがあるのではないか」と述べている。  この研究で減量手段として用いられたフォーミュラー食は、1日当たり830kcalのエネルギー量で、タンパク質と微量栄養素を十分に含み、炭水化物や脂質は極力抑えたスープやシェイク。これを研究参加者に12~20週間摂取してもらった。研究者によると、これを順守した場合、平均的に15kgの減量を期待できる食事療法だという。

数多くの既存薬が新型コロナにも有効か

医療一般

 これまで、新型コロナウイルスが免疫系の過剰反応を惹起する前に、このウイルスを打ちのめすことのできる治療薬を見つけるのは難しいと考えられてきた。こうした中、米スクリプス研究所免疫・微生物学部門のThomas Rogers氏らの研究から、開発中の薬剤だけでなく、既に他の疾患の治療で使われているものを含む数多くの薬剤が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して有効である可能性が示された。この研究結果は、「Nature Communications」6月3日号に発表された。

健診後受診勧奨のリマインドの効果のほどは?―京大

医療一般

 健康診断を受けた後に、「要指導」や「要医療」の通知が来ても放置している人が少なくない。そのような人たちに再度、受診を促す通知を送ることで、どのくらい受診率の上昇を期待できるかを分析した結果が報告された。京都大学大学院医学研究科の星野伸晃氏・中山健夫氏(健康情報学)らが行った、後ろ向きコホート研究の結果であり、詳細は「Journal of Occupational Health」に5月11日掲載された。  国内では年1回、特定健康診査(特定健診、メタボ健診)が実施されている。特定健診の受診後に、指導や医療を受けることを促す通知が送られた人のうち、実際に受療行動を行うのは20~30%に過ぎない。健診による疾患予防や早期治療の効果を最大化するためには、受診勧奨後の受診率を高める必要があるため、近年はそのような人たちに対して、郵便による再度の受診勧奨(リマインド)がなされている。しかしその効果は明らかになっていない。

英国のうつ病診療で使用されている治療法

医療一般

 うつ病は、経口抗うつ薬で治療可能な慢性的または一時的な精神疾患である。しかし、現在利用可能な治療では、3人に1人は十分な治療反応が得られない。FDAやEMAでは、1度のうつ病エピソードに対し、連続で2つ以上の抗うつ薬治療に反応が得られない場合、治療抵抗性うつ病であるとしている。英国・ヤンセンのTom Denee氏らは、英国のうつ病および治療抵抗性うつ病に対する現在の臨床的マネジメント、治療戦略、メンタルヘルスの2次医療機関への紹介について調査を行った。Journal of Psychiatric Research誌2021年7月号の報告。  プライマリケアにおいて、うつ病と診断された成人(治療抵抗性うつ病を含む)を対象としたレトロスペクティブコホート研究を実施した。Hospital Episode Statistics and Mental Health Services Data Set dataにリンクした英国の大規模データベース(Clinical Practice Research Datalink GOLD primary care database)を用いて実施した。

2021/07/14

tirzepatide、強力な血糖コントロール改善と減量効果/Lancet

ジャーナル四天王

 tirzepatideは、グルカゴン様ペプチド(GLP)-1受容体とグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)受容体のデュアルアゴニストである。米国・Dallas Diabetes Research Center at Medical CityのJulio Rosenstock氏らは、「SURPASS-1試験」において、本薬はプラセボと比較して低血糖リスクを増加させずに血糖コントロールと体重の顕著な改善効果をもたらし、安全性プロファイルもGLP-1受容体作動薬と類似することを示した。研究の詳細は、Lancet誌オンライン版2021年6月25日号で報告された。  本研究は、4ヵ国(インド、日本、メキシコ、米国)の52施設で行われた第III相二重盲検無作為化プラセボ対照試験であり、2019年6月~2020年10月の期間に参加者の登録が行われた(Eli Lilly and Companyの助成による)。

1回目AZ、2回目Pfizerワクチン接種で十分な免疫応答/Lancet

ジャーナル四天王

 初回にChAdOx1-S(AstraZeneca製)ワクチンを接種した人に、2回目はBNT162b2(Pfizer/BioNTech製)ワクチンを接種した結果、強固な免疫反応が誘導されたことが確認され、忍容性も良好であった。スペイン・マドリード自治大学のAlberto M. Borobia氏らが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の2種類の異なるワクチンを接種した場合の免疫原性および反応原性を評価した第II相多施設共同無作為化非盲検比較試験「CombiVacS試験」の結果を報告した。これまで、ヒトにおける種類の異なるCOVID-19ワクチンを組み合わせた接種スケジュールに関する免疫学的データは報告されていなかった。Lancet誌オンライン版2021年6月25日号掲載の報告。

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