サイト内検索|page:3

検索結果 合計:1210件 表示位置:41 - 60

41.

論文投稿から採択まで 英文校正・カバーレター・査読対応のAI活用術(前編)【誰でも使えるChatGPT】第7回

はじめに皆さん、こんにちは。近畿大学皮膚科の大塚です。さて、今回は第5回(論文・ケースレポート作成)の発展編として、論文投稿から採択までのプロセスでChatGPTを活用する方法をご紹介します。論文を書き上げても、そこからが本当の勝負です。英文校正、カバーレターの作成、そして査読者への回答――これらの作業は、論文執筆と同じくらい、あるいはそれ以上に時間と労力がかかるものです。「カバーレターって何を書けばいいの?」「査読者からの厳しいコメントにどう返せば...」――こうした悩みを抱えている先生方は多いのではないでしょうか。今回は、これらのプロセスでChatGPTを「投稿支援アシスタント」として活用する実践的な方法をお伝えします。論文投稿プロセスの全体像まず、論文完成から採択までの流れを整理しておきましょう。論文完成↓【STEP 1】英文校正・推敲↓【STEP 2】カバーレター作成↓【STEP 3】投稿↓【STEP 4】査読結果への対応(Revision)↓【STEP 5】採択・校正(Proof)このうち、ChatGPTがとくに力を発揮するのはSTEP 1、2、4です。順番に見ていきましょう。STEP 1:英文校正・推敲なぜChatGPTが有用か英文校正サービスは1単語当たり数円〜十数円かかり、論文1本で数万円になることも珍しくありません。ChatGPTを活用すれば、このコストを大幅に削減しながら、十分な品質の英文を作成できます。私自身、現在は英文校正サービスを使わず、ChatGPTのみで英文校正を行っています。ただし、重要なのは校正後の確認方法です。後述しますが、ChatGPTで校正した英文をDeepLで日本語に戻し、意図した内容になっているかを確認するという二段階チェックを行っています。段落単位の英文校正あなたは医学論文の英文校正専門家です。以下の英文を、学術論文として適切な表現に修正してください。【修正してほしい英文】The patient was 67 years old female who had chronic kidney disease.She was started allopurinol for hyperuricemia.After 2 weeks from starting the medication, she developed skin rash which was diagnosed as Stevens-Johnson syndrome.【指示】1.文法的な誤りを修正2.より自然な学術英語に改善3.時制の一貫性を確認4.修正箇所と理由を日本語で説明【出力形式】-修正後の英文-修正箇所の解説(日本語)ChatGPTからの回答例 【修正後の英文】A 67-year-old woman with chronic kidney disease was initiated on allopurinol for hyperuricemia.Two weeks after starting the medication, she developed a skin rash that was subsequently diagnosed as Stevens-Johnson syndrome.【修正箇所の解説】1."The patient was 67 years old female"→ "A 67-year-old woman"理由:年齢は複合形容詞としてハイフンでつなぎ、冠詞"A"で始めるのが標準的。"female"より"woman"が自然。2."who had chronic kidney disease"→ "with chronic kidney disease"理由:関係代名詞を使わず、前置詞"with"で簡潔に。3."She was started allopurinol"→ "was initiated on allopurinol"理由:受動態での薬剤開始は"be initiated on"が一般的。4."After 2 weeks from starting"→ "Two weeks after starting"理由:数字は文頭ではスペルアウト。"from"は不要。5."skin rash which was diagnosed" → "a skin rash that was subsequently diagnosed" 理由:制限用法では"that"が好まれる。"subsequently"で時系列を明確に。表現の統一チェックあなたは医学論文の校正者です。以下の論文の一部について、用語・表現の一貫性をチェックしてください。【チェック項目】1.同じ概念に対する用語の統一(例:patient/case/subject)2.数値の表記(例:2 weeks/two weeks/2-week)3.略語の使用(初出でフルスペル+略語、以降は略語のみ)4.時制の一貫性(症例報告は過去形が基本)【対象テキスト】(ここに論文の一部を貼り付け)英文校正の最終確認:DeepLで日本語に戻すChatGPTによる英文校正には限界があります。医学用語の微妙なニュアンス、雑誌特有のスタイル、文脈に依存する表現の適切性などは、AIが見落とすこともあります。そこで私が実践しているのが、ChatGPTで校正した英文をDeepLで日本語に戻し、内容を確認するという方法です。【確認の手順】1.ChatGPTで英文校正を行う2.校正後の英文をDeepLに貼り付けて日本語に翻訳3.日本語訳を読んで、自分が意図した内容になっているか確認4.ニュアンスがずれている箇所があれば、英文を修正して再度確認この方法のメリットは、英語力に自信がなくても、日本語で内容確認ができる点です。とくに、複雑な文章や専門的な表現が正しく伝わっているかを確認するのに有効です。逆翻訳で意図と異なる日本語が出てきた場合は、英文の表現に問題がある可能性が高いです。その箇所をChatGPTに「この部分をより明確に」と指示して修正させるか、自分で書き直します。STEP 2以降の解説は次回に行います。

42.

多発性骨髄腫患者の感染リスクを予測する免疫バイオマーカー/Blood

 多発性骨髄腫患者において感染予防は最重要課題である。今回、スペイン・Cancer Center Clinica Universidad de NavarraのAintzane Zabaleta氏らによる多発性骨髄腫患者の大規模免疫プロファイリングの結果、骨髄中のCD27陽性B細胞、CD27陰性NK細胞、CD27陰性/CD27陽性T細胞比が、感染の独立したリスク因子であることが示唆された。Blood誌オンライン版2026年1月29日号に掲載。 著者らは感染リスクの高い免疫バイオマーカーを特定するため、さまざまな疾患Stageおよび治療シナリオにある1,786例の多発性骨髄腫患者から骨髄および末梢血検体を採取し、次世代フローサイトメトリーを用いた免疫プロファイリングを実施した。 主な結果は以下のとおり。・感染症を発症した患者では、骨髄中のCD27陽性B細胞およびCD27陰性NK細胞の割合が有意に低く、CD27陰性/CD27陽性T細胞比が高かった。・リスク因子が1個以下と2個以上に層別化する免疫スコアを開発したところ、感染症発症率はそれぞれ35%と60%であった(p<0.001)。・免疫スコア(オッズ比:2.31、p<0.001)、疾患Stage、CD38、BCMA、GPRC5D標的療法が、感染症発症率と独立して関連していた。 本研究の結果、骨髄および末梢血で検出可能なすべての細胞タイプは有意に相関しており、感染リスクの高い免疫バイオマーカーは、日常的な検査で利用可能な低侵襲的な方法でモニタリングが可能であることが示唆された。

43.

青年期の進行古典的ホジキンリンパ腫、ニボルマブ+AVDの3年PFS(S1826サブ解析)/JCO

 進行古典的ホジキンリンパ腫に対する1次治療としてニボルマブ(N)+AVD(ドキソルビシン+ビンブラスチン+ダカルバジン)とブレンツキシマブ ベドチン(BV)+AVDを比較した第III相S1826試験における青年コホートを対象としたサブグループ解析で、N+AVDが放射線療法を最小限に抑えつつ、高い3年無増悪生存(PFS)率を達成したことを、米国・エモリー大学のSharon M. Castellino氏らが報告した。Journal of Clinical Oncology誌オンライン版2026年1月9日号に掲載。 S1826試験は、StageIII~IVの古典的ホジキンリンパ腫と新たに診断された患者を対象に、N+AVD 6サイクルもしくはBV+AVD 6サイクルに無作為に割り付け、主要評価項目としてPFS、副次評価項目として全生存期間、無イベント生存期間、安全性を比較した試験である。 今回のサブグループ解析の結果は以下のとおり。・登録された994例のうち、24%(240例)が12~17歳であった。・3年PFS率は、N+AVD群が93%(95%信頼区間[CI]:87~96)でBV+AVD群の82%(同:73~88)より有意に高かった(ハザード比:0.37、95%CI:0.17~0.80)。・プロトコルで規定された残存部位放射線治療を受けたのは、N+AVD群1例、BV+AVD群2例であった。・両群とも発熱性好中球減少症および敗血症の発現率は低かった。・重篤な免疫関連有害事象はまれであったが、N+AVD群では甲状腺機能障害が7%に認められた。・感覚神経障害(Grade2以上)はBV+AVD群で多かった(14%vs.7%)。・治療中止はN+AVD群12例、BV+AVD群4例で報告されたが、N+AVD群ではPFSイベントは認められなかった。・患者報告アウトカムではN+AVD群の毒性が低かった。

45.

LDHでHFrEFの予後予測?

 乳酸脱水素酵素(LDH)は、肝臓をはじめ、心臓、肺などほぼ全身の組織に細胞質酵素として存在する。これまで循環器領域では心筋梗塞の指標として用いられているが、このほど、LDHの上昇が心不全(HF)の予後予測に重要であることが明らかになった。英国・心臓財団グラスゴー心血管研究センターの小野 亮平氏らがGALACTIC-HF試験対象者を解析した結果、LDHの上昇が左室駆出率の低下した心不全 (HFrEF)の臨床アウトカムの上昇と独立して関連性を示したという。 JACC:Heart Failure誌オンライン版 2026年1月15 日号掲載の報告。 研究者らは、細胞障害の非特異的な指標であるLDH とHFrEFの臨床的特徴などを評価するため、GALACTIC-HF試験*データを用い、LDHと臨床アウトカムの関係を解析した。主要評価項目は初回心不全イベントの発生または心血管死。予後予測モデルPREDICT-HFにLDHを追加した場合のリスクモデル精度は、C統計量、統合判別改善度(IDI)、純再分類改善度(NRI)を用いて算出した。また、LDH高値は250U/L超と定義した。*HFrEF患者における選択的心筋ミオシン活性化薬omecamtiv mecarbiの有効性・安全性を評価する国際第III相二重盲検ランダム化プラセボ対照多施設共同試験 主な結果は以下のとおり。・GALACTIC-HF試験の8,179例(外来患者6,138例を含む)のベースラインのLDHデータを用いた。・対象者の主な組み入れ基準は、(1)左室駆出率35%以下、(2)NYHA心機能分類II~IV、(3)利尿ペプチド(NT-proBNPなど)のレベル上昇、(4)1年以内の入院または緊急受診を伴うHFを経験した入院患者/外来患者であった。・本対象者のLDH高値例は、女性が多く、重症HFであった。また、血清クレアチニン、肝酵素、クレアチンキナーゼ、NT-proBNP、高感度トロポニンIの上昇も認められた。・対象者を四分位群に分類したところ、血清LDHの中央値は第1四分位群(Q1)155U/L、第2四分位群(Q2)183U/L、第3四分位群(Q3)207U/L、第4四分位群(Q4)253U/Lであった。・主要評価項目のハザード比(HR)について、LDHが最も低いQ1と比較すると、Q2はHR1.15(95%信頼区間[CI]:1.02~1.31)、Q3はHR1.39(95%CI:1.23~1.58)、Q4はHR1.84(95%CI:1.62~2.08)であった。・ほかの予後変数などの調整後もLDHの上昇は臨床アウトカムの悪化と独立して関連していた。・ベースラインのLDHをPREDICT-HFモデルに追加すると、3つの指標(C統計量、IDI、およびNRI)全体における主要評価項目の予測精度が改善された。

46.

ボリコナゾールによる副作用(視覚・神経学的副作用)【1分間で学べる感染症】第38回

画像を拡大するTake home messageボリコナゾールは、視覚・中枢神経系に特徴的な副作用を生じることがあり、治療前に患者へ十分な説明を行うことが重要。ボリコナゾールは、侵襲性アスペルギルス症などに対する第1選択薬として使用され、アゾール系抗真菌薬の中でもとくに重要な薬剤です。一方で、ほかの抗真菌薬と比較して中枢神経系および視覚に関連した副作用の頻度が高く、患者のQOLや服薬継続に影響を及ぼす可能性があります。ボリコナゾールによる代表的な4つの神経・眼科的副作用について、機序、発症時期、予後・回復の観点から整理します。1.視覚障害(Visual disturbance)霧視、視神経炎、色覚異常、結膜炎、強膜炎など、さまざまな視覚異常が報告されています。これは網膜の桿体・錐体系への作用が関与しているとされており、静注投与時に多くみられるとされています。通常は投与開始から数日以内に急速に出現し、中止後24時間~2週間以内に自然軽快することが多いため、多くは可逆的とされています。2.視覚的幻覚(Visual hallucination)とくに静注投与時に多くみられ、高い中枢神経系濃度が原因とされています。発症は非常に急速で、投与開始後24時間以内に出現することがあり、幻視の内容はさまざまですが、強い不安を伴うことも多いため開始前には十分な説明が必要です。多くは5日以内に自然軽快し、中止によって可逆的とされています。3.末梢神経障害(Peripheral neuropathy)ボリコナゾールによる遅発性の感覚優位の軸索性神経障害が知られており、1ヵ月以上の慢性投与後に発症することがあります。症状は四肢のしびれが主ですが、進行性で不可逆的なこともありうるため、定期的な神経学的モニタリングが求められます。重篤な機能障害を残す可能性があるため、早期発見・中止が重要です。4.脳症(Encephalopathy)幻覚や錯乱、意識変容、せん妄などを伴う中枢神経系毒性の1つです。これも中枢神経への高濃度移行が関与しているとされており、投与開始から約1週間(中央値9日)で発症すると報告されています。ただし、中止後2~5日で改善する例が多く、予後は良好です。ボリコナゾールは、非常に有用な抗真菌薬である一方で、視覚・神経系への副作用が比較的高い頻度で発現します。患者に不安を与えることが多いため、これらの副作用について事前に説明し、神経学的評価や視覚症状の定期的なチェックを行うことが重要です。1)Baxter CG, et al. J Antimicrob Chemother. 2011;66:2136-2139.2)Zonios DI, et al. Clin Infect Dis. 2008;47:e7-e10.3)Pascual A, et al. Clin Infect Dis. 2008;46:201-211.

48.

自己免疫性溶血性貧血、抗CD19 CAR-T細胞療法が有用/NEJM

 難治性自己免疫性溶血性貧血(AIHA)患者において、CD19を標的とするキメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法(抗CD19 CAR-T細胞療法)は予想された毒性を示し、持続的な寛解をもたらしたことを、中国・Institute of Hematology and Blood Diseases HospitalのRuonan Li氏らが報告した。AIHA患者は持続的な自己反応性B細胞活性により、再発のリスクが高い。難治性AIHAは3ライン以上の治療に対して寛解が得られない、より進行した病態であるが、抗CD19 CAR-T細胞療法はB細胞を著しく減少させて難治性AIHAに対するドラッグフリー寛解を達成する、有用な治療法となる可能性が示唆されていた。NEJM誌2026年1月15日号掲載報告。適応外使用/第I相の試験参加者のうち、適格患者に抗CD19 CAR-T細胞を投与 研究グループは、適応外使用プログラムまたは第I相試験に参加していた原発性の難治性AIHA患者をスクリーニングし、本検討に登録した。適格基準は、温式、冷式または混合AIHA、もしくはエバンス症候群を含む原発性AIHAと診断され3ライン以上の治療を受けたが長期的な疾患コントロールが得られず、スクリーニングでヘモグロビン値が10g/dL未満、ECOG PSが2以下、肝臓や肺など臓器機能が十分あることであった。 自己の抗CD19 CAR-T細胞を、適応外使用プログラムの患者には1.0×106/kg、第I相試験の患者には0.5×106/kgまたは1.0×106/kgを単回投与した。 検討では、安全性(サイトカイン放出症候群および免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群を含む有害事象の発現、特徴、重症度)の評価を第一とし、次いで有効性(完全奏効は、症状消失、ヘモグロビン値の上昇、溶血マーカーの正常化)および薬物動態を評価した。B細胞の再構築および再発の原因は、フローサイトメトリー、シングルセルRNAシーケンシング、およびシングルセルB細胞受容体シーケンシングによって解析された。安全性プロファイルは予想どおり、長期寛解を含む迅速な寛解を達成 2023年9月~2024年10月に、11例が登録され(適応外使用5例、第I相試験6例)、抗CD19 CAR-T細胞が投与された。 追跡期間中央値12.2ヵ月(範囲:7.3~21.9)において、11例全例が完全奏効を示し、完全奏効までの期間中央値は45日(範囲:21~153)、ドラッグフリー寛解期間の中央値は11.5ヵ月(範囲:6.8~21.0)であった。 Grade1または2のサイトカイン放出症候群が9例、Grade1の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群が1例、Grade3の免疫エフェクター細胞関連血液毒性が1例に認められた。7例に計15件の感染症が発生したが、Grade4以上の感染症は認められなかった。 連続検体のマルチオミクス評価では、ドラッグフリー寛解が得られた患者における再構成B細胞集団はナイーブB細胞が優勢で、HLA-DRB5+B細胞、CD4+T細胞、およびB細胞成熟抗原を発現する長寿命形質細胞間のクロストークが、再発特異的B細胞ニッチの形成に寄与していた。

49.

ASCO多発性骨髄腫ガイドライン改訂、移植適応初回治療に4剤併用を推奨など/JCO

 米国臨床腫瘍学会(ASCO)・Ontario Health(Cancer Care Ontario)による多発性骨髄腫治療に関するガイドラインの改訂版が、Journal of Clinical Oncology誌オンライン版2026年1月6日号に公表された。ASCOおよびOntario Health(Cancer Care Ontario)の合同の専門家パネルが論文の系統的レビューを実施し、同定された161の無作為化試験における217論文を基に治療推奨が作成された。 改訂された主な推奨箇所は以下のとおり。・高リスクのくすぶり型多発性骨髄腫には、積極的モニタリングのほかダラツムマブ(最長36ヵ月)が推奨される場合がある。・移植適応患者の初回治療には、ダラツムマブもしくはイサツキシマブ+ボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾンの4剤併用療法(D-VRd/Isa-VRd)を実施すべきである。維持療法には、ダラツムマブ、カルフィルゾミブ、デキサメタゾンの併用の有無にかかわらず、少なくともレナリドミドによる維持療法を実施すべきである。・移植不適応患者には、D-VRd/Isa-VRdの4剤併用療法を実施すべきである。・再発・難治性多発性骨髄腫には、推奨される原則に基づいて3剤併用療法もしくはT細胞リダイレクト療法(CAR-T細胞療法、二重特異性抗体)を実施すべきである。

50.

造血器腫瘍の感染症~新薬の登場で加わる新知見~【Oncologyインタビュー】第55回

出演国立がん研究センター東病院 感染症科 冲中 敬二氏造血器腫瘍の治療に感染症対策は欠かせない。新規薬剤が登場する中、感染症の発生機序や対策も変わってきている。国立がん研究センター東病院の冲中 敬ニ氏に、造血器腫瘍における最新の感染症対策について解説いただいた。

51.

高齢がん患者、補助的医療従事者の介入で急性期医療利用が減少/JAMA

 レイヘルスワーカー(補助的医療従事者)主導による症状評価の介入は、急性期医療の利用を減少させるために広く実現可能なアプローチとなりうることが、米国・スタンフォード大学のManali I. Patel氏らがカリフォルニア州とアリゾナ州の地域がん外来クリニック43施設で実施した無作為化臨床試験の結果で示された。高齢者において、がん症状に対する治療は十分にされていないことが多い。一方で、効果的な早期発見および介入も限定的なままであった。JAMA誌オンライン版2025年12月30日号掲載の報告。75歳以上のがん患者、レイヘルスワーカー介入vs.通常ケアで急性期医療の利用を比較 本検討は、固形がんまたは血液がんの新規診断または画像検査や生検により確認された新規再発・進行がんを有する75歳以上のメディケアアドバンテージ受給者を対象に行われた。 保険請求データを用い、参加施設において2週間以内にがん治療を受ける予定の患者を特定して、電子カルテで適格性をスクリーニングし電話で同意を得た後、症状評価+通常ケア群(症状評価群)と通常ケア群(対照群)に1対1の割合で無作為に割り付け、12ヵ月間追跡調査を行った。研究者、臨床医、統計解析担当者は割り付けに関して盲検化された。 症状評価群では、通常ケアに加えて、レイヘルスワーカーがエドモントン症状評価システムを用いて電話による症状評価を、転移のあるがん・化学療法中・症状スコアが4以上の患者については週1回、それ以外は月1回行い、症状評価で症状スコアが4以上または2点以上悪化した場合は、同日中にadvanced practice practitioner(APP、registered nurse practitioner[登録ナースプラクティショナー:NP]またはフィジシャンアシスタント:PAのいずれか)に照会し、必要な介入が行われた。 主要アウトカムは、試験登録後12ヵ月以内の救急外来受診および入院とした。副次アウトカムは、総医療費、ホスピスの利用、12ヵ月以内に死亡した患者における死亡前30日間の救急外来受診および入院、ホスピスの利用、急性期病院での死亡とした。介入により、救急外来受診、入院、総医療費が減少 2020年11月~2023年10月に416例が登録された(データ解析は2024年12月12日~2025年2月15日)。年齢中央値は82歳(範囲:75~99)、男性219例(52.6%)、Stage4が171例(41.1%)、再発が27例(6.4%)であった。リスク調整因子の平均スコアは2.70(SD 1.77)であった。 症状評価群は対照群と比較し、救急外来受診のオッズが53%低く(救急外来受診回数1回以上:61例[30.5%]vs.103例[47.7%]、補正後オッズ比[OR]:0.47、95%信頼区間[CI]:0.32~0.71)、入院のオッズは68%低く(入院回数1回以上:37例[18.5%]vs.86例[39.8%]、OR:0.32、95%CI:0.20~0.51)、患者1人当たりの平均総医療費が1万2,000ドル低かった(p=0.01)。 12ヵ月の追跡期間中に142例(各群71例)が死亡した。症状評価群では、死亡前30日以内の救急外来受診のオッズが68%低く(OR:0.32、95%CI:0.12~0.88)、急性期病院での死亡オッズは75%低下した(OR:0.25、95%CI:0.08~0.77)。

52.

大細胞型B細胞リンパ腫へのCAR-T細胞療法、投与時刻が効果に影響か/Blood

 概日リズムは免疫活性化とエフェクター機能を調節するが、日内リズムがキメラ抗原受容体(CAR)細胞療法のアウトカムに影響するかはわかっていない。今回、米国・Weill Cornell Medical CollegeのDanny Luan氏らによる再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫(LBCL)患者における国際多施設共同後ろ向き研究で、CAR-T細胞投与のタイミングが治療効果に影響しうることが初めて示唆された。Blood誌オンライン版2025年12月23日号に掲載。 本研究は、2017~25年に7施設でCD19標的CAR-T細胞療法を受けた再発・難治性LBCLの成人患者1,052例を対象に実施した。 主な結果は以下のとおり。・投与時刻の中央値は11:48am(四分位範囲:11:06am~12:45pm)であった。・投与時刻が1時間遅いと、施設・製剤・主な臨床変数を調整後も進行・再発・死亡リスクが増加した(ハザード比:1.11、95%信頼区間:1.03~1.20、p=0.004)。・1年無増悪生存(PFS)率は、12:00pmより前の早期投与群で51.4%、12:00pm以降投与群で35.2%であったが、全生存率は両群で同等であった。・PFSのベネフィットは、早期投与群における低い再発率と高い完全奏効率に起因していた。・免疫関連有害事象に差は認められなかったが、12:00pm以降投与群は炎症マーカーの高いピーク値と7日目の低いCAR-T細胞増殖と相関した。 著者らは「このデータはCAR-T細胞投与のタイミングが治療効果に影響する可能性を示す初の臨床的エビデンスであり、概日リズムを考慮した投与戦略の前向き評価を支持する」としている。

53.

市中敗血症への抗菌薬、4日目からde-escalationは可能?

 市中発症敗血症で入院し、多剤耐性菌感染が確認されていない患者において、入院4日目から広域抗菌薬のde-escalationを実施しても、広域抗菌薬継続と比較して90日死亡率に差は認められず、抗菌薬使用日数および入院期間の短縮と関連していたことが報告された。米国・ミシガン大学のAshwin B. Gupta氏らが、本研究結果をJAMA Internal Medicine誌オンライン版2025年12月22日号で報告した。 研究グループは、Michigan Hospital Medicine Safety Consortium(HMS)のデータを用いて、抗メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)薬および抗緑膿菌(PSA)薬のde-escalationの影響をtarget trial emulationの手法で検討した。対象は、2020年6月~2024年9月に入院し、広域抗菌薬によるエンピリック治療を開始した18歳以上の市中発症敗血症患者とした。入院1日目または2日目に多剤耐性菌感染が確認された患者は除外した。抗MRSA薬、抗PSA薬について、入院4日目にde-escalationを実施した群と、広域抗菌薬の投与を継続した群の2群に分類して評価した。主要評価項目は90日死亡率とし、副次評価項目は抗菌薬使用日数(14日目まで)、入院期間などとした。逆確率重み付け法を用いて、背景因子を調整し、2群の比較を行った。 主な結果は以下のとおり。・抗MRSA薬の解析対象は6,926例であり、そのうち2,993例(43.2%)でde-escalationが実施された。・抗PSA薬の解析対象は1万1,149例であり、そのうち2,493例(22.4%)でde-escalationが実施された。・重み付け後の解析において、抗MRSA薬のde-escalationは、継続と比較して90日死亡率に有意な差は認められなかった(オッズ比[OR]:1.00、95%信頼区間[CI]:0.88~1.14)。・抗PSA薬のde-escalationについても、継続と比較して90日死亡率に有意な差は認められなかった(OR:0.98、95%CI:0.86~1.13)。・抗MRSA薬および抗PSA薬のいずれも、de-escalationは、抗菌薬使用日数の減少、入院期間の短縮と関連した。詳細は以下のとおり。 <抗菌薬使用日数(中央値)> 抗MRSA薬:8日vs.10日(リスク比[RR]:0.91、95%CI:0.89~0.93) 抗PSA薬:8日vs.9日(RR:0.91、95%CI:0.88~0.93) <入院期間(中央値)> 抗MRSA薬:7日vs.8日(RR:0.88、95%CI:0.85~0.92) 抗PSA薬:5日vs.7日(RR:0.88、95%CI:0.80~0.96)・入院3日目時点で臨床的に安定していた患者のサブグループ解析では、抗MRSA薬のde-escalationは90日死亡率の低下と関連した(OR:0.72、95%CI:0.54~0.96)。抗PSA薬のde-escalationも同様の傾向がみられた(同:0.76、0.58~1.01)。・抗PSA薬のde-escalationは、探索的アウトカムである90日再入院の減少と関連していた(RR:0.87、95%CI:0.76~0.99)。抗MRSA薬のde-escalationでは、この傾向はみられなかった(同:1.04、0.92~1.17)。・de-escalationの実施割合は病院間で2倍以上のばらつきがあった(抗MRSA薬:27.3~61.7%、抗PSA薬:6.9~37.7%)。 著者らは、本研究結果について「多剤耐性菌が検出されなかった市中発症敗血症患者において、入院4日目の広域抗菌薬のde-escalationは安全であり、抗菌薬使用日数の減少および入院期間の短縮につながる可能性がある」と結論付けている。

54.

再発・難治性多発性骨髄腫へのiberdomide+低用量シクロホスファミド+デキサメタゾンの第II相試験(ICON)/Lancet Haematol

 2~4ラインの治療歴のある再発・難治性多発性骨髄腫に対するiberdomide+低用量シクロホスファミド+デキサメタゾン(IberCd)の現在進行中の前向き単群第II相非盲検試験(ICON試験)において、追跡期間25.4ヵ月で無増悪生存期間(PFS)中央値が17.6ヵ月と良好であったことを、オランダ・アムステルダム自由大学のCharlotte L. B. M. Korst氏らが報告した。Lancet Haematology誌2026年1月号に掲載。 iberdomideは、経口セレブロンE3リガーゼモジュレーターであり、レナリドミドやポマリドミドとは薬理学的に異なりセレブロンとの親和性が高いため、直接的な抗腫瘍効果と免疫刺激効果をもたらすことが示されている。本試験は、オランダの8施設で実施され、対象は2~4ラインの治療歴がある再発・難治性多発性骨髄腫(レナリドミド耐性)患者(18歳以上、WHO PS 0~2)で、経口iberdomide(28日サイクルの1~21日目に1.6mg/日)、経口低用量シクロホスファミド(1~28日目に50mg/日)、経口デキサメタゾン(週1回40mg、75歳超は20mg)を進行するまで投与された。また、全例に血栓予防としてアスピリンもしくはcarbasalate calciumを連日経口投与した。静脈血栓塞栓症の既往がある患者には、低分子量ヘパリンのみ皮下注射した。主要評価項目はPFSで、治療開始した全例で有効性と安全性を評価した。 主な結果は以下のとおり。・2021年2月17日~2023年7月7日に、61例が登録されIberCd治療を受けた(女性29例、男性32例)。前治療ライン数の中央値は3(範囲:2~5)で、52例(85%)がtriple-class exposed、27例(44%)がtriple-class refractoryであった。50例が中止(うち39例は進行)したが、全例を主要解析対象集団に含めた。・中央値25.4ヵ月(四分位範囲:19.7~31.6)の追跡期間後、PFS中央値は17.6ヵ月(片側95%信頼区間:16.6~19.9)であった。・全例において、Grade3~4の有害事象で最も頻度が高かったのは好中球減少症(56%)および感染症(34%)であった。重篤な治療関連有害事象は25例(41%)で報告され、感染症が最も頻度が高かった。治療関連死はCOVID-19による1例だった。 著者らは「IberCdは再発・難治性多発性骨髄腫に対する有効な経口剤のみの併用レジメンで、臨床的に意義のある有効性を示した。本レジメンは2~4ラインの治療歴を有する患者にとって有用な治療選択肢となり、既存治療と比較して良好な結果を示した」としている。

55.

薬剤抵抗性の髄外病変を有する多発性骨髄腫、トアルクエタマブ+テクリスタマブが有望/NEJM

 薬剤抵抗性の真性髄外性骨髄腫の治療において、トアルクエタマブ(抗G蛋白質共役型受容体ファミリーC グループ5 メンバーD[GPRC5D]/CD3二重特異性抗体)+テクリスタマブ(抗B細胞成熟抗原[BCMA]/CD3二重特異性抗体)併用療法は、79%という高い奏効割合を達成し、無増悪生存期間(PFS)や全生存期間(OS)も良好で、約4分の3の患者がGrade3/4の有害事象を経験したが、これは各薬剤単独の既知の安全性プロファイルと一致することが、米国・Mayo Clinic RochesterのShaji Kumar氏らRedirecTT-1 Investigators Study Groupが実施した「RedirecTT-1試験」で示された。研究の成果は、NEJM誌オンライン版2025年12月7日号に掲載された。国際的な非無作為化Ib/II試験のII相の結果 RedirecTT-1試験は、日本の施設も参加した国際的な非盲検非無作為化Ib/II相試験であり、2023年7月~2024年9月に患者のスクリーニングを行った。本論では、第II相の結果が報告された。 再発・難治性多発性骨髄腫のうち、骨髄と連続せず骨皮質を破壊しない形質細胞腫(真性髄外性骨髄腫)を有し、3クラスの薬剤(プロテアソーム阻害薬、免疫調整薬、抗CD-38モノクローナル抗体)による治療歴がある患者を対象とした。 被験者は、トアルクエタマブ(0.8mg/kg)+テクリスタマブ(3.0mg/kg)の皮下投与を、28日を1サイクルとして2週に1回受けた。 主要評価項目は、奏効(部分奏効以上)とし、独立審査委員会が国際骨髄腫作業部会(IMWG)の2016年の判定規準を用いて機能的画像法で評価した。副次エンドポイントとして、奏効期間、PFS、OS、安全性などについて検討した。奏効持続期間中央値は13.8ヵ月 90例を登録した(年齢中央値64.5歳、追跡期間中央値12.6ヵ月)。骨髄腫の診断以降の経過期間中央値は4.7年で、この間に受けた治療ライン数中央値は4であった。病変部位数中央値は2(範囲:1~7)であり、54例(60%)が少なくとも1つの軟部組織病変、35例(39%)がリンパ節病変、30例(33%)が臓器病変を有しており、最も頻度の高い病変部位は後腹膜、腹壁、胸壁であった。 90例中71例で奏効が得られ、奏効割合は79%(95%信頼区間[CI]:69~87)と、仮説として設定された40%を上回った。きわめて良好な部分奏効以上は63例(70%)、完全奏効以上は49例(54%)だった。また、奏効例のうち18例に抗BCMA CAR-T療法による治療歴があり、8例は二重特異性抗体療法による治療歴を有していた。 奏効期間中央値は13.8ヵ月(95%CI:11.5~評価不能)で、奏効例のうち奏効持続期間が12ヵ月以上の患者の割合は64%(48~76)であった。 PFS中央値は15.4ヵ月(95%CI:10.8~評価不能)で、12ヵ月PFS率は61%(50~71)であった。また、OS中央値は未到達で、12ヵ月OS率は74%(63~83)だった。非致死性有害事象による投与中止は6%と低率 頻度の高い有害事象として、味覚障害、口腔乾燥、嚥下障害などの口腔症状(87%)、サイトカイン放出症候群(78%)、非発疹性皮膚症状(69%)を認めた。患者の76%にGrade3または4の有害事象(ほとんどが血液学的毒性)が発現し、31%にGrade3または4の感染症がみられた。 1剤または両剤の投与中止の原因となった非致死性有害事象の発生率は6%と低かった。追跡期間中に死亡した10例のうち、5例は感染症によるもので、5例は試験薬関連と考えられた。 著者は、「Grade3または4の有害事象は76%と高頻度に発現したが、これは各薬剤単独の既知の安全性プロファイルと一致した。有害事象は全般に、併用によって増悪することはなかった」「これらの結果は、骨髄腫治療における、すでに市販されている二重特異性抗体の併用療法の臨床的有益性を示し、GPRC5DとBCMAの二重標的化の妥当性を裏付けるものである」としている。

56.

再発・難治性濾胞性リンパ腫、タファシタマブ追加でPFS改善(inMIND)/Lancet

 濾胞性リンパ腫は長期生存率が高いが、一般的に根治が困難で、寛解と再発を繰り返すことから複数の治療ラインが求められている。カナダ・ブリティッシュコロンビア大学のLaurie H. Sehn氏らによる「inMIND試験」において、再発・難治性濾胞性リンパ腫の治療では、レナリドミド+リツキシマブへの追加薬剤として、プラセボと比較しFc改変型抗CD19抗体タファシタマブは、統計学的に有意で臨床的に意義のある無増悪生存期間(PFS)の改善をもたらし、全奏効割合や奏効期間も良好で、安全性プロファイルは許容可能であることが示された。研究の成果は、Lancet誌オンライン版2025年12月5日号で報告された。世界210施設の無作為化プラセボ対照比較試験 inMIND試験は、日本を含む世界210施設で実施した二重盲検無作為化プラセボ対照比較試験であり、2021年4月~2023年8月に参加者を登録した(Incyteの助成を受けた)。 年齢18歳以上、組織学的にCD19+およびCD20+の濾胞性リンパ腫と確定され、1ライン以上の全身療法(抗CD20モノクローナル抗体を含む)を受けた後に再発または不応の病変を有する患者を対象とした。 被験者を、タファシタマブ(28日を1サイクルとし、1~3サイクル目は1・8・15・22日に、4~12サイクル目は1・15日に12mg/kgを静注投与)を最大12サイクル投与する群、またはプラセボ群に、1対1の割合で無作為に割り付けた。全例に、レナリドミド+リツキシマブを投与した。 主要評価項目は、ITT集団におけるPFS(無作為化の時点から初回の病勢進行、再発、全原因による死亡までの期間)とし、各施設の担当医がLugano分類(2014)に従って評価した。安全性は、無作為化の対象となった患者のうち少なくとも1回の試験薬の投与を受けた集団で評価した。全生存期間のデータは不十分 548例(ITT集団)を登録した。273例をタファシタマブ群に、275例をプラセボ群に割り付けた。ITT集団の年齢中央値は64歳(範囲:31~88)で、249例(45%)が女性であった。 ベースラインで、433例(79%)が濾胞性リンパ腫国際予後指標で中または高リスクであり、患者全体の前治療ライン数中央値は1(範囲:1~10)で、248例(45%)が2ライン以上の前治療を受けていた。173例(32%)に初回診断から24ヵ月以内の病勢進行(POD24)を認め、209例(38%)が直近の前治療に不応で、233例(43%)は抗CD20モノクローナル抗体に不応の治療歴を有していた。 追跡期間中央値14.1ヵ月の時点で、担当医判定によるPFS中央値は、プラセボ群が13.9ヵ月(95%信頼区間[CI]:11.5~16.4)であったのに対し、タファシタマブ群は22.4ヵ月(95%CI:19.2~評価不能)と有意に優れた(ハザード比[HR]:0.43、95%CI:0.32~0.58、p<0.0001)。 独立審査委員会の判定によるPFS中央値も、タファシタマブ群で有意に延長した(未到達[95%CI:19.3~評価不能]vs.16.0ヵ月[95%CI:13.9~21.1]、HR:0.41、95%CI:0.29~0.56、p<0.0001)。 PFSのサブグループ解析では、POD24の有無、抗CD20抗体の不応歴の有無、前治療ライン数(1ライン、2ライン以上)、地理的地域の違い(欧州、北米、その他)を問わず、いずれの集団でもタファシタマブ群で有意に優れた。 全奏効割合(完全奏効、部分奏効:84%vs.72%、オッズ比:2.0、95%CI:1.30~3.02、p=0.0014)、奏効期間中央値(21.2ヵ月vs.13.6ヵ月、HR:0.47、95%CI:0.33~0.68、p<0.0001)、後治療開始までの期間中央値(未到達vs.28.8ヵ月、HR:0.45、95%CI:0.31~0.64、p<0.0001)は、いずれもタファシタマブ群で有意に良好だった。一方、全生存期間のデータは不十分であり、全体的な解析は追跡期間5年の時点で行う予定とされる。標準治療の新たな選択肢となる可能性 いずれかの群で患者の20%以上に発現した有害事象は、好中球減少(タファシタマブ群133例[49%]vs.プラセボ群123例[45%])、下痢(103例[38%]vs.77例[28%])、COVID-19(86例[31%]vs.64例[24%])、便秘(80例[29%]vs.67例[25%])などであった。 また、Grade3または4の有害事象(タファシタマブ群195例[71%]vs.プラセボ群189例[69%])、および重篤な有害事象(99例[36%]vs.86例[32%])の発現率は両群で同程度だった。 試験期間中にタファシタマブ群で15例(6%)、プラセボ群で23例(9%)が死亡し、それぞれ5例(2%)および17例(6%)が病勢進行による死亡だった。タファシタマブ群では治療関連有害事象による死亡例は認めなかったが、プラセボ群では2例(1%)に治療関連の致死的な有害事象が発現した。 著者は、「この3剤併用療法は3次医療機関だけでなく地域医療においても実施可能であるため、とくに現在選択肢が少ない2次治療として、再発・難治性濾胞性リンパ腫患者の標準治療の新たな選択肢となる可能性が示唆される」「タファシタマブ治療後の患者におけるCD19発現の解析が、その後の治療の決定の指針となる情報をもたらすと考えられる」としている。

57.

再発・難治性多発性骨髄腫、テクリスタマブ+ダラツムマブでPFS延長(MajesTEC-3)/NEJM

 1~3ラインの前治療歴を有する再発または難治性の多発性骨髄腫患者において、テクリスタマブ+ダラツムマブ併用療法は、ダラツムマブ+ポマリドミド+デキサメタゾン併用療法またはダラツムマブ+ボルテゾミブ+デキサメタゾン併用療法(DPdまたはDVd群)と比較し、無増悪生存期間(PFS)を有意に延長させることが、米国・アラバマ大学バーミンガム校のLuciano J. Costa 氏らが20ヵ国150施設で実施した非盲検第III相試験「MajesTEC-3試験」の結果で示された。T細胞表面のCD3と骨髄腫細胞表面のB細胞成熟抗原を標的とする二重特異性モノクローナル抗体であるテクリスタマブは、第I/II相試験で再発または難治性の多発性骨髄腫に対する持続的な奏効を示し、抗CD38を標的とするヒト型モノクローナル抗体であるダラツムマブは多発性骨髄腫患者において生存期間の延長が示されていた。NEJM誌オンライン版2025年12月9日掲載の報告。テクリスタマブ+ダラツムマブの有効性および安全性をDPdまたはDVdと比較 研究グループは、プロテアソーム阻害薬およびレナリドミドを含む1~3ラインの前治療歴を有する再発または難治性の多発性骨髄腫患者を、テクリスタマブ+ダラツムマブ併用群と、治験担当医師選択によるDPdまたはDVd群に1対1の割合で無作為に割り付けた。 前治療歴が1ラインのみの患者は、国際骨髄腫作業部会(IMWG)の基準によりレナリドミド耐性であることが必須であった。 主要評価項目は、独立判定委員会によるPFS、主要な副次評価項目は完全奏効以上(完全奏効[CR]または厳格な完全奏効[sCR])、奏効率(部分奏効以上)、微小残存病変陰性(MRD:閾値10-5)、全生存期間、症状悪化までの期間であった。テクリスタマブ+ダラツムマブでPFSが有意に延長、奏効率、MRD陰性率も高値 2021年10月22日~2023年9月29日に587例が無作為化された(テクリスタマブ+ダラツムマブ群291例、DPdまたはDVd群296例)。 データカットオフ(2025年8月1日)時点の追跡期間中央値34.5ヵ月において、テクリスタマブ+ダラツムマブ群はDPdまたはDVd群と比較してPFSを有意に延長した。推定36ヵ月PFS率は、テクリスタマブ+ダラツムマブ群83.4%(95%信頼区間[CI]:78.2~87.4)、DPdまたはDVd群29.7%(95%CI:23.6~36.0)であり、ハザード比は0.17(95%CI:0.12~0.23、p<0.001、初回中間解析の有意水準p=0.0139)であった。 テクリスタマブ+ダラツムマブ群はDPdまたはDVd群と比較し、CR以上(81.8%vs.32.1%)、奏効率(89.0%vs.75.3%)、およびMRD陰性率(58.4%vs.17.1%)のいずれも有意に高かった(すべてのp<0.001)。 重篤な有害事象はテクリスタマブ+ダラツムマブ群で70.7%、DPdまたはDVd群で62.4%に認められ、最も多かったのは肺炎であった(それぞれ16.6%、13.1%)。有害事象による死亡はそれぞれ7.1%(20例)および5.9%(17例)であった。

58.

化学療法中のワクチン接種【かかりつけ医のためのがん患者フォローアップ】第6回

化学療法中のがん患者は、化学療法の影響や原疾患により免疫力が低下しているため、感染症に罹患しやすく重症化しやすい傾向があります。国内のガイドラインやASCOガイドラインおいても、がん患者の治療やケアにおいて適切なワクチン接種がもたらす良い影響が述べられています。今回は固形がん化学療法中の患者を想定した、5つの主なワクチンの特徴や効果、推奨される接種時期についてお話しします。1)インフルエンザワクチン背景がん患者がインフルエンザに罹患した場合、死亡のリスクが高いことが複数の研究から報告されています。とくに肺がんや血液腫瘍患者はより重症化するリスクが高いことが知られています。インフルエンザワクチンは、A型(H3N2・H1N1)とB型の3株を含む混合ワクチンであり、世界的流行株とWHO推奨株に基づき毎年選定されるため、毎年の接種が推奨されます。健康な人における有効性は70~90%程度とされていますが、流行株との一致度により変動します。予防効果と安全性複数の研究から、血清学的な反応は健康な人と比較して劣る可能性はあるものの、予防医学的な意義は明らかであることがメタアナリシスにより示されています。近年、高用量インフルエンザワクチン(商品名:エフルエルダ筋注)が承認され、米国では65歳以上のがん患者に高用量ワクチン接種が推奨されています。化学療法中のインフルエンザワクチン投与に関してとくに重篤な有害事象が増加するという報告はありません。注意点リツキシマブやオファツムマブ、オビヌツズマブなどの治療後は、少なくとも半年間はワクチン効果が期待できない可能性があります。また、免疫抑制薬を服用中の患者でも効果が低い場合があります。接種時期インフルエンザワクチンは10~12月までの接種が推奨されています。化学療法の開始前(少なくとも2週間前)に接種するのが理想ですが、治療中に流行期を迎える場合は接種時期を調整する必要があります。化学療法中は骨髄抑制の最も低下した時期(nadir)を避けて接種することが望ましいです。2)肺炎球菌ワクチン背景日本の成人市中肺炎では、肺炎球菌が最も頻度の高い起炎菌です。65歳以上や糖尿病・心不全などの基礎疾患を有する場合には、重症感染症を起こしうるため、肺炎球菌ワクチン接種が推奨されています。国内データでは、侵襲性肺炎球菌感染症の死亡率は約19%と高く、患者の約7割は65歳以上です。また、固形がん患者や脾摘患者が肺炎球菌感染症に罹患した場合、非がん患者と比較して死亡のリスクが高いことが報告されています。予防効果と安全性肺炎球菌ワクチンによる抗体価の上昇は、化学療法中であっても健康な人と同等であると報告されています。化学療法中の肺炎球菌ワクチン投与に関してとくに重篤な有害事象が増加するという報告はありません。ワクチンの特徴ポリサッカライドワクチン(ニューモバックス[PPSV23]:定期接種)と結合型ワクチン(キャップバックス[PCV21]、プレベナー20[PCV20]、バクニュバンス[PCV15])の2種類があります。免疫力をつける力(免疫原性)はPCV21/20/15のほうがPPSV23より高いです。日本ワクチン学会・日本感染症学会・日本呼吸器学会では、がん患者へのPCV20の1回接種もしくはPCV15とPPSV23の連続接種を推奨しています。画像を拡大する接種時期肺炎球菌感染症は1年を通して発生するため、季節を問わず接種が可能です。化学療法開始前(少なくとも2週間前)に接種、もしくは化学療法中は骨髄抑制の最も低下した時期(nadir)を避けて接種することが望ましいです。3)帯状疱疹ワクチン背景水痘帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルス3型)初感染は水痘として発症し、感染後に後根神経節に不活性状態で長期間潜伏します。その後、加齢・疲労・病気などで免疫が弱まるとウイルスが再活性化し、帯状疱疹として発症します。症状は片側に帯状に広がる発疹と刺すような痛みが典型的で、約10%の症例で帯状疱疹後神経痛が発生し、QOLを低下させる原因になります。免疫不全のない患者と比較して、固形がん患者は約5倍、血液がん患者は約10倍帯状疱疹の頻度が高いことが報告されています。画像を拡大する安全性化学療法中の帯状疱疹ワクチン投与に関してとくに重篤な有害事象が増加するという報告はありません。生ワクチンは、免疫低下患者(がん薬物療法中やステロイド使用中)には接種不可です。接種時期化学療法の開始前(少なくとも2週間前)に接種します。化学療法中は骨髄抑制の最も低下した時期(nadir)を避けて接種することが望ましいです。4)新型コロナ(COVID-19)ワクチン背景がん患者はCOVID-19に罹患すると重症化しやすいため、ワクチン接種の利益は大きいです。そのため、基本的には接種を検討すべきとされています。ただし、がんの種類や治療内容、免疫状態により、効果や副反応が異なる可能性があります。治療のタイミングにより接種時期を調整したほうがよい場合もあります。副反応が治療の有害事象と区別しにくい場合があるため注意が必要となります。総じて、患者ごとの状況に応じて主治医と相談して判断することが重要と考えられます。予防効果と安全性ワクチンを接種したがん患者約3万例を対象とした観察研究が報告されており、がん患者であってもCOVID-19ワクチンを2回接種することで感染リスクが低下することが示されています。一方でワクチンの感染リスク低下効果は58%(非がん患者:90%以上)であり、がん患者ではワクチンの効果が減弱する可能性が示唆されています。とくにワクチン接種前6ヵ月以内に化学療法を受けた場合はワクチンの効果が低いことが報告されています。定期的な追加接種が推奨され、感染時は早期の受診と抗ウイルス薬治療が重要となります。接種時期基本的に最新の推奨スケジュールに従った接種が推奨され、明確な最適時期はまだ不明ですが化学療法の開始前に接種して、化学療法中は骨髄抑制の最も低下した時期を避けて接種することが望ましいです。抗CD20抗体(リツキシマブやオビヌツズマブなど)治療後半年以内はワクチンの効果が乏しいことが示されています。注意事項ワクチン接種により、接種側の腋窩・鎖骨上窩・頸部リンパ節の腫大が報告されており、PETでも集積を認めることがあり、転移との鑑別が必要になる場合があります。画像検査の際にはワクチン接種歴と部位の情報を得ておくことが望ましいです。5)RSウイルスワクチン背景高齢者、慢性の基礎疾患(喘息、COPD、心疾患、がんなど)、免疫機能が低下している人は、RSウイルス感染症の重症化リスクが高く、肺炎、入院、死亡などの重篤な転帰につながる可能性があります。また、RSウイルス感染症は、喘息、COPD、心疾患などの基礎疾患の増悪の原因となることもあり、日本では約6万3,000例の入院と約4,500例の院内死亡が推定されています。米国での大規模データ研究では、がん患者がRSウイルス感染症に罹患した場合、非がん患者と比較して死亡のリスクが2倍以上高いことが報告されています。画像を拡大する接種時期化学療法の開始前(少なくとも2週間前)に接種します。化学療法中は骨髄抑制の最も低下した時期(nadir)を避けて接種することが望ましいです。1)Kamboj M, et al. JCO Oncol Pract. 2024;20:889-892. 2)日本癌学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会. 新型コロナウイルス感染症とがん診療について(医療従事者向け)Q&A:2021.3)国立がん研究センター:がん情報サービス4)日本乳癌学会. 乳癌診療ガイドライン2022年版. 金原出版:2022.5)アレックスビー筋注用添付文書6)アブリスボ筋注用添付文書講師紹介

59.

再発・難治性濾胞性リンパ腫、R2療法+エプコリタマブでORR・PFS改善/Lancet

 再発または難治性の濾胞性リンパ腫患者において、レナリドミド+リツキシマブの2剤併用療法(R2)と比較して、エプコリタマブ+R2の3剤併用療法は、奏効率(ORR)および無増悪生存期間(PFS)に関して優越性が認められた。エプコリタマブ+R2はR2と比較してGrade3以上の有害事象の発現割合が高かったが、有害事象は管理可能で、個々の既知の安全性プロファイルと一致しており、新たな安全性に関する懸念は認められなかった。米国・Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのLorenzo Falchi氏らが、30ヵ国189施設で実施した国際共同無作為化非盲検第III相試験「EPCORE FL-1試験」の結果を報告した。著者は、「今回の結果は、エプコリタマブ+R2を濾胞性リンパ腫の2次治療以降における新たな標準治療と位置付けるものである」とまとめている。Lancet誌オンライン版2025年12月7日号掲載報告。R2へのエプコリタマブ上乗せの有効性と安全性を検証 研究グループは、18歳以上、ECOG PSスコア0~2で、抗CD20抗体と化学療法を併用した1レジメン以上の治療歴のあるステージII~IV(以前の分類ではGrade1~3A)の再発または難治性の濾胞性リンパ腫患者を、エプコリタマブ+R2群またはR2のみ群に1対1の割合で無作為に割り付けた。 28日間を1サイクルとして、エプコリタマブはサイクル1~3では週1回、サイクル4~12では4週間ごとに、2~3ステップ漸増により最長12サイクル皮下投与した。レナリドミドは20mg 1日1回を最長12サイクル経口投与し、リツキシマブはサイクル1では週1回、サイクル2~5では4週ごとに375mg/m2を最長5サイクル静脈内投与した。 主要評価項目は、独立判定委員会によるLugano基準に基づくORRおよびPFSであった。 統計解析はORR→PFSの順に階層的検定を行い、有意水準はORRが片側0.005、PFSは片側0.0023とした。 2025年5月24日のデータカットオフ日までに2回の中間解析が実施され、本報告はPFSイベントの78%が発生した後に実施された第2回中間解析に基づくものであった。エプコリタマブ+R2群でORRは95%、PFSは中央値未到達 2022年9月20日~2025年1月10日に、スクリーニングを受けた668例のうち488例が無作為化された(エプコリタマブ+R2群243例、R2群245例)。 本試験は主要評価項目を達成し、エプコリタマブ+R2群のR2群に対する優越性が検証された。 追跡期間中央値14.8ヵ月(四分位範囲:11.4~19.0)において、ORRはエプコリタマブ+R2群95%(95%信頼区間[CI]:92~97)、R2群79%(74~84)(群間差:16%、95%CI:10~22、p<0.0001)であった。 また、PFS中央値は、エプコリタマブ+R2群では未到達、R2群では11.7ヵ月(95%CI:11.1~15.1)であり、エプコリタマブ+R2群で有意に延長した(ハザード比:0.21、95%CI:0.14~0.31、p<0.0001)。16ヵ月PFS率は、エプコリタマブ+R2群で良好であった(85.5%vs.40.2%)。 Grade3以上の有害事象の発現率は、エプコリタマブ+R2群90%(219/243例)、R2群68%(161/238例)であった。エプコリタマブ+R2群におけるサイトカイン放出症候群は軽度(Grade1:28例[21%]、Grade2:7例[5%])かつ管理可能であり、全例で回復した。

60.

血友病B遺伝子治療、いわゆる発売用量の5年間の成績(解説:長尾梓氏)

 血友病の遺伝子治療は発売後にまったく売れずに発売を中止したり、発売してみたけどやっぱり売れないからといって発売国を限定し、挙げ句に製品ごと他の会社に売りたいです~と言ってみたり...当初の期待からすると残念な道をたどる製品が続いた。 抗体製剤を含めた利便性と効果の高い薬剤がどんどん発売されシェアが拡大し、「遺伝子治療って必要?」という空気が蔓延しようとしており、国際学会団体は共同で「開発をやめないで!」というジョイントステートメントを出したくらいの状況である(WFH. Critical juncture in hemophilia treatment: global organizations issue urgent call to action. 2025 May 5.)。 遺伝子治療はなんで期待したより使われないの?(Pierce GF, et al. Res Pract Thromb Haemost. 2025;9:102948.)という論文では、血友病Aの遺伝子治療はとくに効果・持続性に個人差があること、肝機能障害などの副作用があること、再投与ができないこと、価格が高すぎること、長期安全性データが不足していること、他の有効な治療選択肢があること、などが挙げられている。さもありなん。 さて、今回の論文である。これまでも初期の治験の投与量での長期成績は発表されていたが、今回はいわゆる発売量(米国の添付文書[package insert]で確認)2×1013ゲノムコピー/kg体重の投与を受けた例の5年間の成績が発表された。 平均FIX活性は5年後でも36.1±15.7%で、80%の対象者が5年後も第IX因子活性12%以上を維持した。もちろん出血も減って、従来の定期補充療法を中止できた対象者は51/54例だった。中止できなかった3例は、1例はもともと持っていた抗AAV抗体が高すぎたことで反応なし、1例は途中で投与をやめてしまって効果がなかった、1例は投与後2ヵ月で第IX因子活性が3.6%まで下がったため定期補充療法を再開したとのことである。 この製品は他製品と異なり抗AAV抗体が陽性でも投与できる。今回の例のように抗体価が高すぎると効果はないようなので日本で発売時には測定が前提になるのだろうか...。 大事な安全性については副作用の大半(91/100件)は6ヵ月以内に発生したことから半年乗り切れば少し安心と言えるのかもしれない。肝細胞がん、MDS、シュワノーマ各1例ずつの報告も、主要組織のDNA解析などから遺伝子治療との関連性は否定されたそう。血友病患者も長生きしてがんになることもあろう。このとき、遺伝子治療の副作用とどう区別するのかは難しいのではないかと個人的には思っている。

検索結果 合計:1210件 表示位置:41 - 60