進行古典的ホジキンリンパ腫に対する1次治療としてニボルマブ(N)+AVD(ドキソルビシン+ビンブラスチン+ダカルバジン)とブレンツキシマブ ベドチン(BV)+AVDを比較した第III相S1826試験における青年コホートを対象としたサブグループ解析で、N+AVDが放射線療法を最小限に抑えつつ、高い3年無増悪生存(PFS)率を達成したことを、米国・エモリー大学のSharon M. Castellino氏らが報告した。Journal of Clinical Oncology誌オンライン版2026年1月9日号に掲載。
S1826試験は、StageIII~IVの古典的ホジキンリンパ腫と新たに診断された患者を対象に、N+AVD 6サイクルもしくはBV+AVD 6サイクルに無作為に割り付け、主要評価項目としてPFS、副次評価項目として全生存期間、無イベント生存期間、安全性を比較した試験である。
今回のサブグループ解析の結果は以下のとおり。
・登録された994例のうち、24%(240例)が12~17歳であった。
・3年PFS率は、N+AVD群が93%(95%信頼区間[CI]:87~96)でBV+AVD群の82%(同:73~88)より有意に高かった(ハザード比:0.37、95%CI:0.17~0.80)。
・プロトコルで規定された残存部位放射線治療を受けたのは、N+AVD群1例、BV+AVD群2例であった。
・両群とも発熱性好中球減少症および敗血症の発現率は低かった。
・重篤な免疫関連有害事象はまれであったが、N+AVD群では甲状腺機能障害が7%に認められた。
・感覚神経障害(Grade2以上)はBV+AVD群で多かった(14%vs.7%)。
・治療中止はN+AVD群12例、BV+AVD群4例で報告されたが、N+AVD群ではPFSイベントは認められなかった。
・患者報告アウトカムではN+AVD群の毒性が低かった。
(ケアネット 金沢 浩子)