「サードキャリア」という医師の新しい働き方【ひつじ・ヤギ先生と学ぶ 医業承継キソの基礎 】第29回

印刷ボタン

公開日:2021/11/08

医業承継

診療所を売買する「医業承継」。売る側は後継者と譲渡金が手に入り、買う側は集患の手間なく初期費用も減って…、といいことづくしのようですが、実はあちこちに落とし穴が!最低限の知識をマンガで解説。

登場人物紹介

ひつじ先生

ひつじ先生

43歳。専門は消化器内科で大阪の100床規模の病院で勤務中。父親も医師で地方で開業している。そろそろ自分も独立して開業しようかなーと思いつつ、思い切れず、妻に尻を叩かれている。私立中学に通う1人息子がいる。

ひつじ先生

ひつじ先生

43歳。専門は消化器内科で大阪の100床規模の病院で勤務中。父親も医師で地方で開業している。そろそろ自分も独立して開業しようかなーと思いつつ、思い切れず、妻に尻を叩かれている。私立中学に通う1人息子がいる。

ヤギ先生

ヤギ先生

72歳。専門は整形外科で地方都市でクリニックを開業して30年を迎えた。患者やスタッフから慕われ、経営は順調だが、そろそろ体力が厳しく、引退を考えるように。子供たちは医師だが承継の意志はなく、設備と患者を誰かに引き継いでもらえないかと考え中。

ヤギ先生

ヤギ先生

72歳。専門は整形外科で地方都市でクリニックを開業して30年を迎えた。患者やスタッフから慕われ、経営は順調だが、そろそろ体力が厳しく、引退を考えるように。子供たちは医師だが承継の意志はなく、設備と患者を誰かに引き継いでもらえないかと考え中。

第29回 「サードキャリア」という医師の新しい働き方

漫画・イラスト:かたぎりもとこ

「サードキャリア」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

聞き慣れない言葉かもしれませんが、最近増えている医師の働き方です。これまでは、勤務医を経て開業(=セカンドキャリア)し、そのまま引退、という方が大半でしたが、開業した診療所を譲渡して、再度勤務医になって働く(=サードキャリア)という働き方を選択する方が増えているのです。

弊社に医業承継をご相談いただいた開業医の方のうち、7割程度は「譲渡後はそのまま引退したい」と考えますが、残りの3割は「勤務医に戻って働きたい」と仰るのです。

「勤務医に戻って働きたい」と希望する理由は、どういうものなのでしょうか。弊社でのリサーチによると下記のようなものが多いことがわかりました。

  • (1)親の介護が始まり、開業医ほどには仕事に時間を割けなくなったため、実家付近で再度勤務医として働くことを希望する
  • (2)開業医時代にしっかりと稼いだため、最後のキャリアでは無医村で働くなど、社会貢献することを希望する
  • (3)スタッフマネジメントなど、開業医特有の業務で疲弊したため、診療に集中できる勤務医に戻ることを希望する

「医業承継」というと、売り手側は医師としてのキャリアを終えて引退、といった寂しいイメージもありますが、実際には上記のように、開業医を辞めることと医師を引退することは別物であり、ポジティブにその先のキャリアに踏み出す方もいるのです。

医業承継とは?

医業承継とは、診療所を開業するとき、既存の診療所の事業を引き継いで開業することです。

買い手からすると、施設や医療機器がそろっているため、開業に当たっての初期費用を数千万円単位で節約することができ、既存の患者さんの来院も見込めるため、経営が安定します。

売り手からすると、自院の施設や設備を無駄にすることなく、譲渡金を得ることができ、かつ患者さんを引き継げる安心感があります。

医業承継の大まかな流れは以下のとおりです。

医業承継の基本の流れと要する期間

ケアネット医業承継チーム

ケアネットでは2020年に医業承継チームが発足しました。業界経験の長い2人の女性メンバーと男性メンバー1人で構成。3人で合計100件超の成約実績があります。

ケアネットの医業承継事業の特長

ケアネットの会員医師20万人(2022年5月現在)の中から最適な候補者を紹介します。

これから開業したい医師や、すでに開業している理事長、いずれとの接点も豊富にあるため、希望の条件に沿った相手探しが可能です。

医業承継という業界の歴史は浅く、未経験のアドバイザーも多い業界ですが、ケアネットには業界経験5年以上のスタッフが複数在籍しています(全メンバーで計100件超の成約実績あり)。

事業者の中には、着手金や相談料が発生する場合もありますが、ケアネットの医業承継事業は成功報酬型で医業承継を支援します。

サイトはこちら

バックナンバー
売り手