COVID-19患者の脱毛症、特徴が明らかに

提供元:ケアネット

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公開日:2022/03/30

 

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との関連が報告されている脱毛症患者について、米国・マイアミ大学のBetty Nguyen氏らが系統的レビューとメタ解析を実施。男性型脱毛症(AGA)は、重症COVID-19のリスク因子である可能性が認められ、一方で休止期脱毛症(TE)はCOVID-19の後遺症としての出現が認められること、また円形脱毛症(AA)は概して、AA既往患者に再発として認められることを報告した。COVID-19はAGA、TE、AAと関連することが示されているが、これまで包括的なデータ分析は行われていなかった。JAAD International誌オンライン版2022年2月22日号掲載の報告。

 研究グループは、システマティックレビューとメタ解析にて、COVID-19関連の脱毛症のタイプ、発生率、時期および臨床アウトカムの特徴付けを行った。PubMed/MEDLINE、Scopus、Embaseにて、“脱毛症(alopecia)”または“髪(hair)”およびCOVID-19の検索単語を用いて、2019年11月~2021年8月に発表された論文を検索した。

 主な結果は以下のとおり。

・COVID-19を有した脱毛症患者について描出した41の原著論文を特定した。
・レビューには、COVID-19を有した脱毛症患者1,826例(平均年齢54.5歳、男性54.3%)を包含した。
・最も一般的にみられた脱毛症のタイプは、AGA(全体の30.7%、男性では86.4%)、TE(19.8%、男性では19.3%)、AA(7.8%、男性では40.0%)であった。
・AGAを呈したCOVID-19陽性患者全員が、AGA既往であり(100%)、AGAは、COVID-19に先んじて認められた。
・TEを呈したCOVID-19陽性患者は、概してTEは非既往で(93.6%)、TEはCOVID-19によって新たに引き起こされたものであった。
・AAを呈したCOVID-19陽性患者は、ほとんどがAA既往で(95.1%)、AAは概してAA既往の患者で発生が認められるものであった。

(ケアネット)

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