うつ症状に対するポリフェノールの影響~システマティックレビュー

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ケアネット

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 うつ病は、世界中で3億5,000万人が罹患している気分障害である。最近の研究では、うつ病に対して食事が保護的な役割を果たすことが示唆されている。いくつかのシステマティックレビューでは、うつ症状の軽減に地中海スタイルの食事パターンが有望であることが報告されている。これは、食事の中に一般的に含まれるポリフェノールの含有量が多いことが要因であると推測されている。オーストラリア・シドニー工科大学のJessica Bayes氏らは、うつ症状に対する地中海スタイルの食事に含まれるポリフェノールの影響について評価を行った。Advances in Nutrition誌オンライン版2019年11月5日号の報告。

 うつ症状に対するポリフェノールの役割を評価するため、システマティックレビューを実施した。2019年2月18日までの研究を、PROQUEST、SCOPUS(Elsevier)、MEDLINE(EBSCO)、CINAHL、Embaseより検索した。包括基準は、18~80歳の成人に対するポリフェノール摂取とうつ病スコアを評価した観察研究および実験研究とした。

 主な結果は以下のとおり。

・1万2,084件中37件(観察研究:20件、実験研究:17件)が包括基準を満たした。
・茶、コーヒー、柑橘類、ナッツ、大豆、ブドウ、マメ科植物、スパイスを含むいくつかの異なるポリフェノールについて評価を行った。
・29件で、うつ病に対するポリフェノールの統計学的に有意な効果が認められた。

 著者らは「ポリフェノール摂取とうつ病リスクとの関連および、うつ症状に対するポリフェノールの効果が認められた。本レビューでは、若年成人および男性の抑うつ症状に対するポリフェノールの役割に関する文献においてギャップが認められた」としている。

(鷹野 敦夫)

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