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Dr.たけしの本当にスゴい高齢者身体診察

高齢者の訴えは身体に聴け!エビデンスが教えてくれる

診療科
内科  循環器内科/心臓血管外科  泌尿器科  感染症内科  総合診療科 
収録内容
第1回 発熱
第2回 急性腹症
第3回 心臓の診察
第4回 肺の診察
第5回 意識障害
第6回 神経診察
講師
上田 剛士
収録時間
93分
価格
9,900円(税込)
発行日
2019-05-15
商品コード
CND0288

高齢者は認知機能低下などから、病歴聴取が不正確になりがちです。
かといってやみくもに検査を行えば異常値に振り回されます。
そこで役立つのが身体診察です。
身体診察はいつでも、どこでもでき、侵襲がなく、コストもかかりません。
さまざまな併存症を持ち、多くの鑑別疾患を考える必要がある高齢者に対してこそ、身体診察を役立てるべきなのです。
Dr.たけしがエビデンスを綿密に分析し、より効果的な身体診察方法を実技を交えてお教えします!

第1回 発熱


高齢者の発熱は診察の場を問わず、よく見かける症候です。すぐに発熱のワークアップを行うべきか、経過を見るべきかを悩むことも多いのではないでしょうか?緊急性の評価や、高齢者ならではの発熱原因を身体診察でどう行うか、実技を交えて解説します。

第2回 急性腹症
今回のテーマは急性腹症です。
高齢者の急性腹症は重篤な疾患が隠れていることが多くいので、しっかりとルールイン、ルールアウトすることが大切です。そのために役立つ効果的な身体診察の方法をDr.たけしが実技を交えて解説します。

第3回 心臓の診察
今回のテーマは苦手な人も多い「心臓の診察」。心臓の診察は、心音の聴取や、頸動脈圧の測定などが重要となってきます。
今回は、実技だけでなく、実際の患者さん映像や音声(心音)を使用してわかりやすく解説します。また、エビデンスから引き出されたそのほかの必要な身体診察法についても考察します。

第4回 肺の診察
今回は、COPDを中心に肺の診察方法について解説します。
肺の診察と言えば聴診のイメージが強いですが、それだけではありません。さまざまな身体診察法を実技を交えて、しっかりとお教えします。
患者が呼吸困難で救急で運ばれてきた場合、COPDと心不全との鑑別が重要です。この鑑別が瞬時に行うことができるよう、各々の身体所見の取り方を理解しておきましょう。

第5回 意識障害
今回は意識障害について解説します。
高齢者の意識障害と言えば脳血管障害と思われがちですが、そのほかにも感染症、代謝性疾患、外傷などさまざまな原因が考えられます。そのため、系統的な鑑別が必要となります。その中でも身体診察は、5つの項目に分けて確認していくことが重要です。5つの項目とは、バイタルサイン、神経所見、脱水所見、皮膚所見、感染症検索。それぞれの項目の診方について詳しくお教えします。

第6回 神経診察
神経所見には、かなりの種類があります。今回はその中でも重要な部分に絞って解説します。

神経所見を見抜くことができれば、頭蓋内病変など、緊急を要する疾患に即座に対応ができます。

神経所見が乏しいとき、どこを診て疑う、あるいは除外すべきか、そのポイントをしっかりと解説します。
また、効率的な神経所見診察方法や少し変わった診察テクニックなどを実技を交えてご紹介します。

上田 剛士 ( うえだ たけし )氏 洛和会丸太町病院 救急総合診療科 部長

2002年名古屋大学医学部卒業。名古屋掖済会病院、京都医療センター、洛和会音羽病院を経て現病院へ勤務。2018年4月より現職。 病歴・身体診察を大切にしながらも、「広く」「深く」「心地よく」をモットーに、京都市内の小さな病院で救急・総合診療の限界に挑戦中。 著書:『ジェネラリストのための内科診断リファレンス』(医学書院)、『高齢者診療で身体診察を強力な武器にするためのエビデンス 』 (シーニュ)ほか