緑茶摂取と認知症リスクに関するシステマティックレビュー

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ケアネット

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 認知症への対策は、緊急を要する大きな問題となっている。いくつかの研究において、食事での要因の影響により、認知症が予防できる可能性が示唆されている。サントリーワールドリサーチセンターのSaki Kakutani氏らは、緑茶に焦点を当て、緑茶の摂取と認知症、アルツハイマー病、軽度認知障害(MCI)、認知障害との関連を調査した観察研究のシステマティックレビューを実施した。Nutrients誌2019年5月24日号の報告。

 PubMedより、2018年8月23日までの研究を検索し、お茶と認知機能との関連を調査した文献のリファレンスまたはレビューを調べた。次いで、緑茶の摂取と認知症、アルツハイマー病、MCI、認知障害との関連性を評価するオリジナルデータが、抽出した文献に含まれているかを調査した。

 主な結果は以下のとおり。

・最終的に、コホート研究3件、横断研究5件が抽出された。
・コホート研究1件および横断研究3件において、緑茶摂取の好影響が支持された。
・コホート研究1件および横断研究1件において、部分的な好影響が報告された。
・残りのコホート研究1件および横断研究1件では、有意な関連は認められなかった。

 著者らは「これらの結果から、緑茶の摂取が認知症、アルツハイマー病、MCI、認知障害のリスクを減少させる可能性があるとの仮説は支持された。確かな結論を導き出すためには、よくデザインされたコホート研究による、さらなる結果が求められる」としている。

(鷹野 敦夫)

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