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~プライマリ・ケアの疑問~ Dr.前野のスペシャリストにQ!【神経内科編】

はっきり!スッキリ!あなたのすべきことがわかる一問一答Q&A番組

シリーズ名
~プライマリ・ケアの疑問~Dr.前野のスペシャリストにQ!
診療科
神経内科  総合診療科 
収録内容
第1回 【認知症】アルツハイマー型とレビー小体型の違いは?
第2回 【認知症】どの薬をいつまで処方する?
第3回 【パーキンソン病】必ず押さえるパーキンソン病 診断のポイント
第4回 【パーキンソン病】どの薬剤を選ぶ? 効果判定の指標は何?
第5回 【脳卒中】プライマリ・ケアで行うべき初期対応は?
第6回 【脳梗塞】知っておくべき抗血小板薬の使い方
第7回 【不随意運動】診方と伝え方
第8回 【めまい】中枢性を疑うポイントは?
第9回 【てんかん】間違えやすい疾患との鑑別のコツは?
第10回 【てんかん】どの薬剤を使い、いつ減量を考慮する?
第11回 【一次性頭痛】鑑別に役立つ質問は?
第12回 【一次性頭痛】治療戦略の組み立て方
第13回 【二次性頭痛】危険な頭痛を見分けるには?
第14回 【末梢神経障害】見つけるべきはギランバレー症候群だけじゃない
第15回 【しびれ】紹介すべきか経過観察かを見分ける
第16回 【神経難病】早期発見するための観察、問診の秘訣
講師
前野 哲博 井口 正寛
収録時間
207分
価格
8,250円(税込)
発行日
2016-12-07
商品コード
CND0248

「いつまで認知症治療薬を使うのか?」「振戦はカルテにどう表現したら伝わる?」「身体所見の取り方にコツはあるのか?」などの神経内科の診療に関わる疑問や悩みをプライマリ・ケア医視点で前野哲博氏が厳選。神経内科のスペシャリスト井口正寛氏が、日常診療に役立つノウハウを交えてズバリ解決します!

第1回【認知症】アルツハイマー型とレビー小体型の違いは?


認知症の代表的な病型、アルツハイマー型とレビー小体型の違いを知っておくことは認知症診療の要です。今回はズバリ、この2つを含む代表的な4つのタイプの違いをコンパクトに解説。また早期発見のコツについてもレクチャーします。

第2回【認知症】どの薬をいつまで処方する?
認知症治療薬のスタンダードはコリンエステラーゼ阻害薬。ではどのように効果を判定して、いつまで薬を服用させるべきか?対症療法だからこそ気を付けるべきことを、スペシャリストからじっくり伺います。

第3回【パーキンソン病】必ず押さえるパーキンソン病 診断のポイント
パーキンソン病は珍しくない変性疾患ですが、その診断には、その他のパーキンソン症候群との鑑別が必須です。
短い診察時間でも鑑別を進められるよう、要所に絞って特徴を捉えたいところ。今回は身体診察の実演も加えてパーキンソン病診断のキーポイントを解説します!

第4回【パーキンソン病】どの薬剤を選ぶ? 効果判定の指標は何?
これを押さえればパーキンソン病治療で迷わなくなる!専門医が実践する治療の原則を伝授します。
L-ドパとドパミンアゴニストはどう使い分けるのか、パーキンソン病治療で必ず直面するウェアリング・オフにどう対応するか、具体的な処方術は必見です!

第5回【脳卒中】プライマリ・ケアで行うべき初期対応は?
とっさの判断が予後を左右する脳卒中。超急性期治療には、適応できれば予後が格段によい治療法も普及し、スクリーニングと早期発見の重要性は高まるばかりです。
ウォークインで来院しても、油断できないTIAのリスクをどう評価するかもプライマリケアで必須のポイント。
今回はとっさに使える簡便な評価スケールと初期対応を伝授します!

第6回【脳梗塞】知っておくべき抗血小板薬の使い方
今回は、最新の脳梗塞治療フローを解説。急性期から慢性期まで、プライマリケア医が知っておくべきポイントを伝授します。抗血小板薬の使い分けは必要?診療で気を付けるべき点は?アスピリンを予防投与に効果はある?など、脳梗塞治療に関する疑問をまとめて井口先生と解決します!

第7回【不随意運動】診方と伝え方
不随意運動は分類が多くて苦手と感じる先生に朗報です!カルテの書き方だけでなく、本態性振戦とパーキンソン病の鑑別や分類ごとに具体的な処方術まで伝授。不随意運動診療のポイントを凝縮した10分は必見です!

第8回【めまい】中枢性を疑うポイントは?
めまいは不定愁訴のようであっても、脳梗塞など中枢性疾患を確実に除外しなければ安心できません。中枢性めまいを見落とさずに診断するには?今回は、末梢性めまいの特徴と、中枢性めまいを疑ったときの身体診察について解説。プライマリケアで継続治療していいめまいと紹介すべき中枢性の鑑別ポイントを伝授します。

第9回【てんかん】間違えやすい疾患との鑑別のコツは?
てんかん診断は患者さんの生活を大きく変えてしまいます。正確に疑うために、まずは除外すべき疾患を押さえましょう。専門医はどんな対応を行っているのか、そして、プライマリケア医に求められることを解説します。
運転免許の更新や停止については日常診療で接するプライマリケア医に必須の情報ですから必ず確認しておきましょう。

第10回【てんかん】どの薬剤を使い、いつ減量を考慮する?
てんかんの診断と薬剤の決定は基本的に専門医が行いますが、最新の治療戦略と薬剤選択を理解しておくことは、プライマリケア医にとっても有用です。
薬物療法開始のタイミングや減量を考慮する時期、頻用される薬剤とその副作用など、てんかん治療の要所を解説します。重積発作への対処は、4ステップのシンプルな対応フローを伝授!いざというときも慌てず対応できるよう、確実に覚えておきましょう!

第11回【一次性頭痛】鑑別に役立つ質問は?
片頭痛や緊張型頭痛などの、非器質性頭痛をどう鑑別するか。典型的な特徴に当てはまらない場合でも、問診で見分けられるポイントは意外と多いのです。部位、発症年齢、症状の程度や随伴症状など、鑑別の手がかりを6つの項目に分けて解説します。

第12回【一次性頭痛】治療戦略の組み立て方
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、それぞれに治療薬は何を使う?トリプタン製剤の使い分け、片頭痛予防薬の選択基準、慢性の緊張型頭痛に用いるべき薬剤などを明解に解説します。治療が難しい群発頭痛では、専門医が重視する生活指導内容も伝授します。

第13回【二次性頭痛】危険な頭痛を見分けるには?
頭痛のレッドフラッグは6個。まずこれを冒頭で確認してください。とくに危険性の高い細菌性髄膜炎を疑う条件を紹介し、その他の髄膜炎との鑑別・治療の違いも解説。くも膜下出血の病像と、とくに注意すべき特徴、専門医に送る前にすべきことを伝授します。

第14回【末梢神経障害】見つけるべきはギランバレー症候群だけじゃない
末梢神経障害というと、ギランバレー症候群を気にするプライマリケアの先生も多いですが、実はそれ以上に気を付けて発見してほしい疾患があります。膨大な鑑別疾患から気を付けるべき疾患を見分けるコツを伝授します。そのプロセスはシンプルかつ明快。今日から使えるスペシャリストの診断方法を番組でご確認ください!

第15回【しびれ】紹介すべきか経過観察かを見分ける
しびれはよくある訴えですが、稀にすぐに専門医に紹介すべき例が隠れています。この両者を見分ける条件を伝授。原因部位を3つに分類して数多い鑑別疾患をクリアに整理します。日頃から診る機会の多い中でも、レッドフラッグを見落とさず発見するワザを身に付けてください。

第16回【神経難病】早期発見するための観察、問診の秘訣
遭遇することはめったにない一方、見落としたくないのが神経難病。プライマリケアの現場でどんなことに気を付ければ、発見の糸口になるのでしょうか。
異変に気付くためにスペシャリストは何に注目して診察を進めているか解説します。診察の時系列に沿って専門医の思考回路をたどることで、観察のポイントを押さえましょう!

前野 哲博 ( まえの てつひろ )氏 筑波大学 教授/附属病院総合臨床教育センター部長・総合診療グループ長

1991年筑波大学卒業。河北総合病院で研修後、筑波大学総合医コースレジデント、川崎医科大学総合診療部、筑波メディカルセンター病院総合診療科等を経て2000年より筑波大学講師、2009年より現職。臨床教育のコーディネートを行うとともに、総合診療科において診療および学生・レジデントの指導を行っている。 著書:「帰してはいけない外来患者」(医学書院)ほか

井口 正寛 ( いぐち まさひろ )氏 福島県立医科大学 脳神経内科

2002年 日本大学医学部卒業。同大学にて初期研修。2004年東京女子医科大学神経内科入局、2010年助教。2010年から2012年まで東京都医学総合研究所の特別研究員としてパーキンソン病の分子メカニズムの研究をおこなう。2015年より現職。日本内科学会認定総合内科専門医、日本神経学会神経内科専門医。岩田誠氏の著書「脳と音楽」に感銘を受けて神経内科を志す。入局時に同氏から贈られた言葉「veritas numquam latet (真理は決して隠れはしない)」を胸に日々の診療や研究にあたっている。