FDA、durvalumabのStageIII非小細胞肺がんへの適応追加 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2018/02/22 米国食品医薬品局(FDA)は2018年2月16日、化学放射線療法治療後にがんが進行していない切除不能のStageIII非小細胞肺がん(NSCLC)患者の治療にdurvalumabを承認した。 今回の承認は、上記患者713例に対する第III相PACIFIC試験の結果に基づくもの。この試験では、durvalumab群とプラセボ群の治療開始後の無増悪生存期間(PFS)を比較した。durvalumab群のPFS中央値は16.8ヵ月、プラセボ投与群は5.6ヵ月と、有意にdurvalumab群で延長した。さらに、スポンサーは、全生存期間に関する追加情報をFDAに提供するための市販後誓約に合意した。 切除不能のStageIII NSCLCにおいてdurvalumabで良くみられた副作用は、咳、疲労、肺臓炎(肺炎、放射線肺炎)、上気道感染、呼吸困難および発疹などであった。 durvalumabは、2017年に局所進行性または転移性膀胱がん患者の治療に対する迅速承認を得ている。 ■参考 FDAプレスアナウンスメント (ケアネット 細田 雅之) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 骨盤臓器脱へのペッサリー、膣エストロゲンクリームで継続率に差は?/BMJ(2025/07/11) 基礎インスリン治療中の2型糖尿病、efsitoraはデグルデクに非劣性/Lancet(2025/07/11) 遺伝子治療市場の縮小を超えて:長期成績が示す血友病B治療の未来(解説:長尾梓氏)(2025/07/11) 「日本版敗血症診療ガイドライン2024」改訂のポイント、適切な抗菌薬選択の重要性(2025/07/11) うつ病の認知機能に対するセロトニン5-HT1A受容体パーシャルアゴニストの影響(2025/07/11) 順天堂大学病院管理学研究室 医療MBAエグゼクティブコース2025年度開講決定【ご案内】(2025/07/11) マルチターゲット便DNA検査は免疫学的便潜血検査よりも大腸がん発見のコストが高い(2025/07/11) PFASが子どもの血圧上昇と関連(2025/07/11) 週1回のカプセル剤が統合失調症の服薬スケジュールを簡略化(2025/07/11) [ あわせて読みたい ] 私が出合ったマジヤバイ胸部画像読本【Dr.倉原の“俺の本棚”】第2回(2018/02/13) Dr.林の笑劇的救急問答13<下巻>(2018/02/07) Dr.大山のがんレク!すべての医療者に捧ぐがん種別薬物療法講義(下巻)(2018/02/07) Dr.林の笑劇的救急問答13<上巻>(2017/10/07) 国立国際医療研究センター総合診療科presents 内科インテンシブレビュー2017 (2枚組)(2017/09/07) Dr.大山のがんレク!すべての医療者に捧ぐがん種別薬物療法講義(上巻)(2017/09/07)