うつ病と双極性障害、自殺企図リスクが高いのは 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2017/10/30 自殺企図は主な気分障害と関連しており、成人における自殺企図のリスクは、うつ病よりも双極性障害で高いといわれている。この関係は、若者でも同様かもしれないが、システマティックかつ定量的に検討したエビデンスはない。イタリア・Catholic University of the Sacred HeartのFranco De Crescenzo氏らは、小児または青年の双極性障害およびうつ病患者の自殺企図について、ランダム効果メタ解析を実施した。Journal of the American Academy of Child and Adolescent Psychiatry誌2017年10月号の報告。 双極性障害またはうつ病と診断された小児または青年における、自殺企図の割合を比較した研究報告を検索し、ランダム効果メタ解析を行った。 主な結果は以下のとおり。 ・1995~2017年までの研究報告は6件であった。 ・対象は、米国および韓国の気分障害と診断された2,303例(3~18歳)。 ・自殺企図の割合は診断により有意に異なっており、双極性障害(31.5%)>うつ病(20.5%)>軽躁または躁病のみ(8.49%)であった。 ・メタ解析では、双極性障害>うつ病で自殺企図のリスクは有意に異なっており(OR:1.71、CI:1.33~2.20、p<0.0001)、自殺企図と自殺念慮を有する研究を除外した場合でも同様であった(OR:1.64、CI:1.26~2.15、p<0.0001)。 著者らは「若年気分障害患者における自殺企図のリスクは、双極性障害>うつ病>>軽躁または躁病のみ>>一般の若年集団であった」としている。 ■関連記事 双極性障害患者の自殺、治療パターンを分析 双極性障害の自殺企図、“だれ”よりも“いつ”がポイント 双極性障害に対する抗けいれん薬の使用は、自殺リスク要因か (鷹野 敦夫) 原著論文はこちら De Crescenzo F, et al. J Am Acad Child Adolesc Psychiatry. 2017;56:825-831. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] PSMA陽性前立腺がん、177Lu-PSMA-617併用が有用(PSMAddition試験)/Lancet(2026/08/24) 非心臓大手術、全静脈麻酔vs.揮発性吸入麻酔/JAMA(2026/08/24) 新規睡眠薬登場後、日本におけるBZD減量成功率は?(2026/08/24) COPD中等度増悪1回でも12年後の死亡・再増悪リスク増(2026/08/24) 東日本大震災15年追跡による心的外傷後ストレス反応の実態/東北大学(2026/08/24) 認知症リスクが下がる2つの運動~日本の前向き研究(2026/08/24) 時間制限食は肥満や糖尿病患者の食行動に影響するか(2026/08/24) 心房細動の新規発症、日本人の腎機能低下はどれくらい?(2026/08/24) [ あわせて読みたい ] Dr.松崎のここまで!これだけ!うつ病診療 (2016/03/07) 薬剤性QT延長症候群とは(2015/09/30) 全国在宅医療・介護連携研修フォーラム(2015/03/31) ひと・身体をみる認知症医療(2015/03/15) 診療よろず相談TV(2013/10/25) 在宅医療推進のための地域における多職種連携研修会 領域別セッション(2013/11/12) 「てんかんと社会」国際シンポジウム(2013/09/24) 柏市 在宅医療推進のための地域における多職種連携研修会(2013/06/24) 松戸市 在宅医療推進のための地域における多職種連携研修会(2013/06/20)