お知らせがあります。

  • 2020/07/06【上部メニュー変更のお知らせ】
    2020年7月15日より、CareNet.com PC版の画面上部にあるメニュー項目の右端に表示されている「論文検索」が移動いたします。
    移動後は「PubMed CLOUD」と名称を変更して、「ニュース/論文」の項目をクリックした後に表示されます。
  • 2020/06/30 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止への協力として、テレワークを実施しておりますため、弊社カスタマーセンターの電話サポート窓口の休止期間を延長させていただきます。
    お問い合わせにつきましては、各サービスお問い合わせ先に記載されているメールアドレス、またはお問い合わせフォームにてご連絡くださいますようお願いいたします。

    電話窓口休止期間:2020年4月8日(水)~2020年7月31日(金)
    ※状況により、期間を変更する場合もございます。

    また、お問い合わせ状況によりメールによるご返信までにお日にちをいただく可能性がございますので、あらかじめご了承くださいませ。
    ご利用中の皆さまにはご迷惑をお掛けすることもあるかと存じますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
Close

抗認知症薬と抗コリン薬の併用、アジア太平洋諸国の現状

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2017/05/01

 

 抗認知症薬と抗コリン薬の併用は、頻繁に行われている。コリンエステラーゼ阻害薬と抗コリン薬の併用は、相互に作用を打ち消し、患者へのベネフィット低下、副作用の増加、ケアコストの増大につながる。米国・ハワイ大学のBrian R Schultz氏らは、アジア太平洋諸国の都市部の病院における、コリンエステラーゼ阻害薬およびメマンチンと抗コリン薬との併用処方の割合を確認した。Psychogeriatrics誌オンライン版2017年4月7日号の報告。

 本研究は、2006年1月~2010年12月に、FDA承認の抗認知症薬(ガランタミン、リバスチグミン、ドネペジル、メマンチン)と抗コリン薬を同時に投与された、一般病院の入院患者対象のレトロスペクティブレビューとして行った。

主な結果は以下のとおり。

・コリンエステラーゼ阻害薬およびメマンチンと抗コリン薬を同時に投与されていた患者は、全体で304例であった。
・高力価抗コリン薬は64.1%、中力価抗コリン薬は35.9%であった。
・抗コリン薬の適応は、泌尿器系(17.8%)、胃腸を除く消化器系(32.6%)、悪心(10.2%)、精神科系(7.9%)、その他(31.6%)であった。
・アジア人(8.4%)は、ハワイ先住民(12.2%)または白人(13.3%)よりもコリンエステラーゼ阻害薬およびメマンチンと抗コリン薬を併用する割合が少なかった(χ2=16.04、自由度=2、p<0.0003)。

 著者らは「コリンエステラーゼ阻害薬およびメマンチンと抗コリン薬の同時処方は、民族間で違いはあるものの、以前の研究と比較し有意に少なかった。アジア人の同時処方の減少は、集団間の抗コリン薬に対する適応症の割合または忍容性の変化が原因であろう」としている。

関連医療ニュース
米国の認知症有病率が低下、その要因は
白質の重症度で各抗認知症薬の効果に違い:岡山大
認知症高齢者5人に1人が抗コリン薬を使用

(鷹野 敦夫)