暴力的なゲームが子供の心に与える影響は 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2014/08/25 米国・UTHealth公衆衛生院のTortoleroSusan R氏らは、前思春期において、暴力的なビデオゲームを毎日することと、うつ病との関連を調べた。結果、両者間には有意な相関性があることが判明した。著者は、「さらなる検討で、この関連における因果関係を調査し、症状がどれほどの期間持続するのか、また根底にあるメカニズムと臨床的な関連性を調べる必要がある」と報告している。Cyberpsychology, Behavior, and Social Networking誌オンライン版2014年7月9日号の掲載報告。 検討では前思春期において、ここ1年間に毎日、暴力的なビデオゲームを行っていたことと、うつ症状例増大との関連が認められるかを調べた。5,147人の小学5年生とその保護者から断面調査にて集めたデータを分析した。被験者は、米国3都市で行われたコミュニティベースの縦断調査Healthy PassagesのWave I(2004-2006)の参加者だった。 主な結果は以下のとおり。 ・線形回帰分析の結果、暴力的なビデオゲームの接触と抑うつ症状が関連していることが認められた。性別、人種/民族、仲間いじめ(peer victimization)、暴力を目撃すること、暴力で脅されていること、攻撃性、家族構成、世帯所得で補正後も変わらなかった。 ・「非常に暴力的(high-violence)なテレビゲームを1日2時間超する」と回答した児童では、「それほど暴力的ではない(low-violence)テレビゲームを1日2時間未満する」と回答した児童と比べて、抑うつ症状が有意に強いことが判明した(p<0.001)。 ・この関連性の強さは小さかったが(Cohen's d=0.16)、人種/民族の全サブグループ、および男児で認められた(Cohen's d:0.12~0.25)。 関連医療ニュース ゲームのやり過ぎは「うつ病」発症の原因か 大うつ病性障害の若者へのSSRI、本当に投与すべきでないのか 小児および思春期うつ病に対し三環系抗うつ薬の有用性は示されるか 担当者へのご意見箱はこちら (ケアネット) 原著論文はこちら Tortolero SR, et al. Cyberpsychol Behav Soc Netw. 2014 Jul 9. [Epub ahead of print] 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 英国NHSの改革プラン、DXなど現場の需要と一致しない?/BMJ(2026/01/26) コロナワクチン接種を躊躇する理由を大規模解析/Lancet(2026/01/26) ステント重視? 心房細動重視?(解説:後藤信哉氏)(2026/01/26) 精神疾患早期介入プログラムで治療を受けた患者のLAI抗精神病薬継続率は?(2026/01/26) 妊娠中のアセトアミノフェン、神経発達症と関連なし(2026/01/26) ウォーキングや家事がメタボの人の命を救う(2026/01/26) 女性の重度冠動脈疾患における治療選択、PCIかCABGか(2026/01/26) エナジードリンクの過剰摂取は脳卒中リスクを高める?(2026/01/26) 肝腫瘍の「深さ」が手術成績を左右する?ロボット手術が有利となる2.5cmの境界線(2026/01/26) [ あわせて読みたい ] Dr.ゴン流ポケットエコー簡単活用術(2014/06/11) 診療よろず相談TV(2013/10/25) ここから始めよう!みんなのワクチンプラクティス ~今こそ実践!医療者がやらなくて誰がやるのだ~(2014/05/15) 在宅医療推進のための地域における多職種連携研修会 領域別セッション(2013/11/12) 「てんかんと社会」国際シンポジウム(2013/09/24) こどものみかた<下巻> ~シミュレーションで学ぶ見逃せない病気~(2013/07/08)