抗IL-5抗体は“好酸球性COPD”の増悪を抑制する(解説:山口 佳寿博 氏/田中 希宇人 氏)-1983

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2025/07/18

本記事のコメンテーター

山口 佳寿博( やまぐち かずひろ ) 氏

山梨大学 医学部 呼吸器内科 臨床教授

健康医学協会附属 東都クリニック

田中 希宇人( たなか きゅうと ) 氏

日本鋼管病院 呼吸器内科部長/病院長補佐

好酸球を集積する喘息などの疾患が併存しないにもかかわらずCOPDの20~40%において好酸球増多を伴うことが報告されている。今回、論評の対象とした論文では、以上のような特殊病態を好酸球性COPD(COPD with Eosinophilic Phenotype)と定義し、その増悪に対する生物製剤抗IL-5抗体(メポリズマブ)の効果を検証している。好酸球性COPDの本質は確定されていないが、本論文では、喘息とCOPDの合併であるACO(Asthma and COPD Over…

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