妊娠高血圧症候群と長期的な児への影響(解説:三戸 麻子 氏)-1597

提供元:臨床研究適正評価教育機構

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公開日:2022/11/10

本記事のコメンテーター

三戸 麻子( みと あさこ ) 氏

国立成育医療研究センター 周産期・母性診療センター 母性内科 医長

 妊娠高血圧症候群は母児ともにadverse pregnancy outcomeの合併が多く、死亡率も高い代表的な妊娠合併症である。その影響は周産期のみならず出産後長期的な健康にも及び、妊娠高血圧症候群に罹患した女性では、将来高血圧や糖尿病などの生活習慣病や脳心血管病のリスクが高い。またその児においても、メタボリック症候群や免疫系の異常、精神神経疾患のリスクが高いことが報告されている。しかし児の出生後長期的な全死亡につい…

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