『特発性正常圧水頭症(iNPH)』有病率に関する分析調査 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/09/17 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカルカンパニーは14日、『特発性正常圧水頭症(iNPH)』(以下『iNPH』)の有病率に関する分析調査を2009年8月に実施し、その結果、これまでに想定していた罹患者数を大幅に超えた約31万人の可能性があることがわかったと発表した。一般的に認知症患者は国内に220万人と言われ、これまで認知症のうち『iNPH』である患者は5%(約11万人)と考えられていたが、今回の分析調査の結果、『iNPH』が疑われる人の有病率は高齢者(65歳以上)の1.1%であることがわかったという。日本人口の高齢化率(約22%)で換算すると約 31万人(人口10万人あたり約250人)が罹患している可能性があると言えるとのこと。一方、同社が2006年に実施した調査では、インターネットを利用する一般市民での『iNPH』の疾患認知率は16%であり、認知症の場合は、60%の人が専門医の診断を受けていない可能性があると予想。『iNPH』の年間手術治療症例数は、国内で約1,200件であり、今回の分析調査を考慮すると、疾患に対する認知度や専門医への受診率の低さから、非常に多くの人が正確な診断・治療をされてない現実が浮かび上がってくるという。詳細はプレスリリースへhttp://www.jnj.co.jp/group/press/2009/0914/index.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 分散型臨床試験の治療効果は、非分散型と異なるか/BMJ(2025/12/17) 血液凝固因子第XI因子を阻害すればよいというものではない?(解説:後藤信哉氏)(2025/12/17) 成人のRSウイルスワクチンに関する見解を発表/感染症学会、呼吸器学会、ワクチン学会(2025/12/17) ER+/HER2-進行・転移乳がん、ESR1変異検出時のcamizestrantへの切り替えでPFS延長(SERENA-6)/SABCS2025(2025/12/17) 統合失調症におけるブレクスピプラゾール切り替え、その有用性は?(2025/12/17) 認知症発症リスク、亜鉛欠乏で30%増(2025/12/17) 胃食道逆流症が耳疾患と関連か(2025/12/17) 健康診断から見える、糖尿病予測の未来(2025/12/17)