化学療法+ニボルマブ+ベバシズマブによるNSCLC1次治療の全生存期間(TASUKI-52)/日本臨床腫瘍学会
非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)に対するニボルマブとプラチナダブレットおよびベバシズマブ併用の1次治療を評価する国際無作為化二重盲検第III相TASUKI-52試験の全生存期間(OS)の成績が、第19回日本臨床腫瘍学会学術集会(JSMO2022)で発表された。同併用群はOSについても改善を示した。
・対象:未治療のStage IIIB/IVの非扁平上皮NSCLC患者(PD-L1発現問わず)
・試験群:ニボルマブ(360mg)+カルボプラチン+パクリタキセル+ベバシズマブ(3週間ごと6サイクル)→ニボルマブ+ベバシズマブ(ニボルマブ群)
・対照群:プラセボ+カルボプラチン+パクリタキセル+ベバシズマブ→プラセボ+ベバシズマブ(プラセボ群)
ニボルマブ/プラセボ+ベバシズマブは、疾患進行または許容できない毒性発現まで継続
・評価項目:
[主要評価項目]独立放射線審査委員会(IRRC)評価の無増悪生存期間(PFS)
[副次評価項目]全生存期間(OS)、全奏効率(ORR)、安全性