ニュース 日本発エビデンス

心理的フレイルの頻度は3.5%で要介護のリスク因子

 国内の地域在住高齢者における心理的フレイルの頻度は3.5%であり、身体的フレイル以上に要介護状態になるリスクが高いことがわかった。国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センターの島田裕之氏らの研究によるもので、「Journal of Clinical Me…

医療一般

長期再発リスクが高い早期肺がんの病理学的所見は?

 早期肺がんで再発リスクが高い病理学的所見が明らかにされた。広島大学の津谷 康大氏らが、「胸部薄切CT所見に基づく肺野型早期肺癌の診断とその妥当性に関する研究」(JCOG0201)の10年追跡結果を報告。浸潤成分径>2cm、臓側胸膜浸潤陽性または血管侵襲…

医療一般

統合失調症患者に対するアリピプラゾール単独療法への切り替え~多施設コホート研究

 慢性期統合失調症患者に対する抗精神病薬の変更に際しては、いくつかのリスクを伴う。岡山大学の大林 芳明氏らは、慢性期統合失調症患者におけるアリピプラゾールへのより良い切り替え方法について検討を行い、これに関連する要因について調査を行った。Ps…

医療一般

抗うつ薬治療によるうつ病患者の症状の軌跡

 現代の精神医学において、うつ病診断は診断基準を用いて行われるが、治療により各症状がどのように推移するかはよくわかっていなかった。京都大学の田近 亜蘭氏らは、抗うつ薬治療によるうつ病患者の症状の推移について調査を行った。Acta Psychiatrica Sc…

医療一般

日本の大腸がん患者における悪液質の実態/日本癌治療学会

 がん悪液質は、体重減少と食欲不振を主体とする多因子の代謝異常であり、患者のQOLや生存に影響する。日本の大腸がんにおける悪液質発症頻度と発症時期についての報告は少ない。静岡県立静岡がんセンターの柴田 昌幸氏らは、同施設と久留米大学病院で1次治…

医療一般

進行/再発乳がんへのパルボシクリブ、実臨床での有効性と安全性/日本癌治療学会

 進行/再発乳がんに対するCDK4/6阻害薬のパルボシクリブ(商品名:イブランス)の有効性と安全性を後ろ向き単施設観察研究で検討した結果、実臨床データベースにおいても、内分泌療法耐性の患者にも有効であり、内分泌療法に感受性の高い患者やフロントライ…

医療一般

わが国の膵臓がん悪液質、7割に発症、有害事象発現も高く/日本癌治療学会

 がん悪液質は、骨格筋の持続的な減少などを主体とする多因子性の症候群であり、膵臓がんでは高頻度で見られるとされる。国立がん研究センター東病院の光永修一氏らは、わが国の膵臓がん患者における悪液質の発症頻度と発症時期、有害事象との関係などを調…

医療一般

初潮から閉経までの期間が長いと認知機能障害のリスクが低い

 初潮から閉経までの期間が長い女性は認知機能障害のリスクが低いとするデータが報告された。国立がん研究センターなどの多目的コホート(JPHC)研究グループの研究によるもので、詳細は「Maturitas」10月号に掲載された。  動物を用いた実験で、女性ホ…

医療一般

アルコール使用障害治療におけるAlcohol Quality of Life Scale(AQoLS)日本語版の検証

 Alcohol Quality of Life Scale(AQoLS)は、西洋において健康関連QOL(HR-QoL)に対するアルコール使用障害(AUD)の影響を評価する際に有用な尺度として用いられている。久里浜医療センターの樋口 進氏らは、AQoLS日本語版の心理測定特性について評価を…

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EGFR変異陽性NSCLC、ラムシルマブ+エルロチニブでPFS延長(RELAY)/Lancet Oncol

 EGFR遺伝子変異陽性の転移を有する非小細胞肺がん(NSCLC)において、EGFRおよびVEGF両経路を二重ブロックする新たなレジメンが有望であることが示された。これまでに前臨床および臨床データで支持されているが、そのアプローチはまだ広くは用いられていな…

医療一般

糖尿病患者の心理状態、摂取カロリーを左右

 食事療法は糖尿病治療の基本だが、その順守は容易でない。原因の1つとしてストレスなど心理的要因の影響が考えられるが、その定量的な評価は困難。これまでにアンケートを用いた調査などが行われているものの、正確性や調査期間が限られている。  こうし…

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遠隔オリゴ転移再発乳がんの予後および予後因子/日本癌治療学会

 進行乳がん(ABC)のガイドラインの定義によるオリゴ転移がん(OMD)がNon-OMD(NOMD)と比べて有意に予後良好であり、通常の再発乳がんの予後因子である「遠隔転移巣の根治切除の有無」「転移臓器個数」「転移臓器部位」「無病期間(DFI)」「周術期の化…

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日本人高齢者のてんかん有病率は中年の約3倍、その原因は~久山町研究

 てんかんは小児期から老年期まで、すべての年齢層でみられる一般的な慢性神経疾患である。運転中にドライバーが発作を起こせば重大事故につながるリスクがあり、たびたび社会問題としても報じられている。米国・ロチェスターにおける研究では、てんかんの…

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長引く痛みによる抑うつ状態に、過剰なCRFが関与

 痛みが長引く「慢性痛」では、しばしば気分が落ち込む「抑うつ状態」になることはよく知られている。あたかも当然と思われがちな両者の関係は、実はこれまで詳細なメカニズムが不明だったが、脳内で分泌されるCRF(コルチコトロピン放出因子)という物質が…

医療一般

身体的フレイルの簡易チェックシート、Yes/Noで答えるだけ

 身体的フレイルを短時間で評価でき、妥当性が確保されたチェックシートが開発された。要介護状態への進行防止のため介入が必要とされる対象者を効率的に抽出できる。九州大学キャンパスライフ・健康支援センターの熊谷秋三氏らが開発したもので、詳細は「J…

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レンバチニブ、胸腺がん2次治療以降に有望(REMORA)/ESMO2019

 胸腺がんは10万人年に0.02という希少悪性疾患である。プラチナベース化学療法が1次治療であるが、プラチナベース化学療法後の標準治療は確立していない。いくつかの試験では、スニチニブなど血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)を主な標的とするマルチキナー…

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日本の進行胃がんに対するニボルマブのリアルワールドでの成績(JACCRO GC-08: DELIVER)/ESMO2019

 第III相ATRRACTION-2試験において、ニボルマブは3次治療以降の胃がんに対する有効性を示しているが、PS不良例、腹膜播種例などが含まれるリアルワールドでのデータはない。聖マリアンナ医科大学の砂川 優氏らは、リアルワールドでの進行胃がんに対するニボ…

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家族歴が発症リスクに関連するがん種~日本人10万人の前向き研究

 がんの家族歴は、いくつかのがん種におけるリスク増加の重要な因子である。がんの家族歴と、遺伝的に一致するがんリスクとの関連は多くの疫学研究で報告されているが、生活習慣を調整した包括的な前向き研究はない。今回、わが国のJPHC研究において、国立…

医療一般

魚類や多価不飽和脂肪酸摂取と産後うつ病リスク~JECS縦断研究

 妊婦は、胎児の成長に必要なn-3多価不飽和脂肪酸(PUFA)のレベルを高める必要がある。母親の魚類やn-3 PUFAの摂取が、産後うつ病リスクを低下させることを示唆するエビデンスが報告されているが、その結果に一貫性はない。富山大学の浜崎 景氏らは、日本…

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産後うつだと子どもへのネガティブな感情が1年続く?

 出産をきっかけにホルモンバランスや環境の変化によって発症するとされている「産後うつ」。出産から1カ月時点で産後うつ状態だと、子どもへの愛着が不十分な状況が産後1年にわたり続きがちなことが、富山大学エコチル調査ユニットセンターの笠松春花氏ら…

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