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COVID-19、レムデシビル投与で入院患者の回復期間短縮/NEJM

提供元:ケアネット

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公開日:2020/06/04

 

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院し下気道感染が認められた患者の回復までの期間中央値について、プラセボ投与群15日に対してレムデシビル静脈内投与群は11日と、有意に短縮したことが速報として発表された。また、推定14日死亡率も、プラセボ群11.9%に対し、レムデシビル群7.1%だった。米国国立衛生研究所(NIH)のJohn H. Beigel氏らが、COVID-19で入院した1,000例超を対象に行った、プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験の中間結果で、レムデシビルの有効性が示唆されたこの中間結果を受けて、同試験は早期に盲検が中止された。NEJM誌オンライン版2020年5月22日号掲載の報告。

レムデシビルを最長10日間投与

 研究グループは、COVID-19で入院し下気道感染が認められた成人患者を対象に試験を行い、レムデシビル静脈内投与の有効性を検証した。

 被験者を無作為に2群に分け、一方にはレムデシビル(1日目200mg、その後100mg/日を最長9日間)、もう一方にはプラセボを最長10日間投与した。

 主要アウトカムは回復までの期間で、具体的には退院または感染予防目的のみによる入院継続までの期間とした。

レムデシビルの回復に関する率比1.32

 1,063例が無作為化を受けた。データ安全性モニタリング委員会は、回復までの期間がレムデシビル群で短縮したとする中間解析結果を受けて、早期の非盲検化を勧告した。

 無作為化後にデータが得られた1,059例(レムデシビル群538例、プラセボ群521例)を対象にした中間解析の結果、回復までの期間中央値は、プラセボ群15日(95%信頼区間[CI]:13~19)に対し、レムデシビル群は11日(同:9~12)と有意に短かった(回復に関する率比:1.32、95%CI:1.12~1.55、p<0.001)。

 Kaplan-Meier法で求めた推定14日死亡率は、プラセボ群11.9%に対し、レムデシビル群7.1%だった(死亡に関するハザード比:0.70、95%CI:0.47~1.04)。

 重篤な有害事象の報告は、レムデシビル群114/541例(21.1%)、プラセボ群141/522例(27.0%)だった。

(医療ジャーナリスト 當麻 あづさ)

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コメンテーター : 浦島 充佳( うらしま みつよし ) 氏

東京慈恵会医科大学 教授