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Dr.増井の心電図ハンティング

30秒以内に異常をHUNTし(捜し出し)、アクションを決めろ!

診療科
内科  救急科  総合診療科 
収録内容
第1回 心電図のグレーゾーン
第2回 心電図を3次元化する裏技
第3回 ミラーイメージ使えていますか?
第4回 STEMIとSTEmimic
第5回 脚ブロックの虚血判断 解説編
第6回 左脚ブロックの虚血判断 実践編
第7回 右脚ブロックの虚血判断
第8回 陰性T波の鑑別とアクション
講師
増井 伸高
収録時間
156分
価格
13,200円(税込)
発行日
2020-07-10
商品コード
CND0301

心電図の判読に迷って「もっと早く呼べよ! 」「これは緊急じゃないよ! 」と上級医や循環器医から言われたことのある人は多いのではないでしょうか。
当シリーズでは、非循環器医が即座に判断できないビミョーな症例を取り上げ、その心電図判読のコツを解説します。2次元の心電図を紙コップで3次元化させるなど、視覚的に楽しく学べる工夫も満載。
この番組を見ると、すぐに心電図を読みたくなること間違いなし!そして、自信をもって、心電図を判読し、次のアクションがとれるスキルが身に付きます。
さあ、心電図ハンティングに出かけましょう。
この番組は中外医学社から刊行されている「心電図ハンター 胸痛/虚血編」を映像化したものです。
書籍を読んで当番組を見ていただいたり、当番組を見て書籍を読んでいただければ、理解が深まります。
ぜひ書籍「心電図ハンター 胸痛/虚血編」を片手に番組をご覧ください。
書籍はこちら ↓ ↓
【心電図ハンター 胸痛/虚血編】

第1回 心電図のグレーゾーン


胸痛患者の心電図を手にしたとき、30秒以内に次のアクションを決めましょう!
白黒はっきりしている心電図、すなわちST上昇のある、なしがすぐさまわかる心電図であれば、すぐ決めることができます。
しかし、臨床では、ST上昇ありかなしかを判読できず困る心電図があふれています。その「迷う」心電図で、どうやって異常をハンティングするのか。
今回は、Case0からCase2までの3症例を判読していきます。STEMIなのか、そうでないのか?そして次へつなげるアクションは?

第2回 心電図を3次元化する裏技
「連続した誘導でSTの上昇」が見られたらSTEMI!と誰もが反射的に判読できます。
そう、心電図でも解剖学的でも連続していれば、そんなに悩むことはありません。
もともと立体である心臓を平面の心電図に落とし込んでいることが、電図を判読しにくくしている原因の1つです。
それではどうすればいいのでしょうか?そうです。心電図を立体的にもどしてやることです。
そのために必要なものは「紙コップ」と「ペン」だけ。この2つを用意してこの番組ご覧ください!
平面的な心電図がだんだん立体的にイメージングされて、心電図を読むのが楽しくなってきますよ。

第3回 ミラーイメージ使えていますか?
対側誘導でのST低下、すなわちミラーイメージをどこまでハンティングできていますか。
ミラーイメージは心筋梗塞を示唆する重要な所見。今回は下壁梗塞、後壁梗塞のミラーイメージを確認していきましょう。
後壁梗塞のミラーイメージを見つけたら、後壁誘導のV7~V9誘導を確認!そのやり方についても解説します。

第4回 STEMIとSTEmimic
一見ST上昇に見えて実はSTEMIではない“擬態”ST上昇心電図。
これを擬態(mimic)STEMIを略して、STEmimicと命名。
このSTEmimicをハンティングできるようになれば、オーバートリアージも減り、コールされる循環器医も、コールする非専門医も、みんなハッピーになります。
今回は、STEmimicの中で早期再分極やStrain Patternについて解説します。
でも、STEmimicに見えて、実はSTEMIということもあるので、しっかりと確認してください。

第5回 脚ブロックの虚血判断 解説編
今回は脚ブロックにについて解説します。
心電図のST変化、実は脚ブロックの影響かもしれません。

脚ブロックの心電図では、右脚か左脚かによって、評価の方法が異なります。
右脚と左脚の違いは、細かい病態生理は抜きにして、パターン認識で判断できるようになりましょう。
そして、右脚か左脚かがわかれば、虚血判断です。
とくに難しい、左脚ブロックの判断に方法について、フローチャートにて解説します。
これで、左脚ブロックの心電図での判断に迷うことは少なくなるはず!

脚ブロックの虚血判断は臨床の場では必須項目なので、正しくマスターしましょう!

第6回 左脚ブロックの虚血判断 実践編
今回は左脚ブロック心電図特集です!
実際の臨床で、左脚ブロックだということがわかったところで、その先どう判読すればいいのか、なかなか学ぶ機会がありません。
そこで千本ノックのごとく、左脚ブロック心電図を次々と出していきます。それを受けてどんどん読んでいきましょう!
そうすれば、左脚ブロックの心電図が来ても、慌てることなく読影できるようになりますよ。

第7回 右脚ブロックの虚血判断
今回は右脚ブロック心電図特集!前回の左脚ブロック千本ノック!と同様に、右脚ブロックの心電図をどんどん読んでいきましょう!
右脚ブロックの心電図を読むコツをしっかりとお教えします。
脚ブロックに惑わされることなく、通常通りSTEMIをハンティングしていくことが重要です。
そして右脚ブロックならではのポイントをしっかりと確認しましょう。

第8回 陰性T波の鑑別とアクション
陰性T波で考えられる鑑別診断は大きく3つ!それらをどのように鑑別し、次につなげるアクションは?
見分けるポイントとコツをしっかりとお教えします。
そして、最後に、虚血判断できない場合の対応について、今一度考えてみましょう。
まずは、本当に判断できないのか?まずは、このシリーズで学んだことをしっかりと確認してみましょう!そこれまでできなかった判断ができるようになっているはずです。さらには日米欧のガイドラインも参考にし、現場でできるアクションをしっかりと身に付けてください。

増井 伸高 ( ますい のぶたか )氏 札幌東徳洲会病院 救急集中治療センター 副センター長・国際医療支援室室長

2004年旭川医科大学卒業。札幌東徳洲会病院、福井大学医学部附属病院、福井県立病院、沖縄県立南部医療センター・こどもセンター、川崎医科大学付属病院、OHSU( Emergency Medicine Visiting Scientist)などを経て現職。救急搬送台数年間約10000台のCrazy ERでも、研修医と笑顔で働くスマイル救急医。笑いと感動あるERで、患者を幸せにできる若手医師を大量量産中。著書:『心電図ハンター1・2』『骨折ハンター』(中外医学社)、『結局現場でどうする?Dr.増井の神経救急セミナー』(日本医事新報社)、『外国人診療で困るコトバとおカネの問題』『救急隊員のための救急搬送戦略1・2』(羊土社)ほか。