厚生労働省薬事審議会・医薬品第一部会は4月24日、日本イーライリリーの肥満症治療薬チルゼパチド(商品名:ゼップバウンド皮下注)について、中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)に対する適応拡大および肥満症に関する効能又は効果の一部変更の承認を了承。5月18日の承認に伴い、チルゼパチドの添付文書が改訂された。本剤の使用に当たっては、最適使用推進ガイドラインを参照されたい。
チルゼパチド、肥満症についての一部変更点とOSASへの適応拡大
主な改訂点は以下のとおり。
[効能又は効果](下線部分を改訂)
◯肥満症
ただし、高血圧、脂質異常症又は
耐糖能障害(2型糖尿病、
耐糖能異常等)のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、以下に該当する場合に限る。
・BMIが27kg/m
2以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する
・BMIが35kg/m
2以上
◯中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
ただし、BMIが27kg/m2以上に該当する場合に限る。
※各効能又は効果に関連する注意は添付文書を参照
[用法及び用量]
◯肥満症
通常、成人には、チルゼパチドとして週1回2.5mgから開始し、4週間の間隔で2.5mgずつ増量し、週1回10mgを皮下注射する。
なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回5mgまで減量、又は4週間以上の間隔で2.5mgずつ週1回15mgまで増量できる。
◯中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群
通常、成人には、チルゼパチドとして週1回2.5mgから開始し、4週間の間隔で2.5mgずつ増量し、週1回15mgを皮下注射する。
なお、忍容性が認められない場合には、週1回10~15mgの範囲で投与量を調整することができる。
(ケアネット 稲川 進)