非専門医が使える「糖尿病治療のエッセンス」2022年版/日本糖尿病対策推進会議

提供元:ケアネット

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公開日:2022/11/18

 

 わが国の糖尿病患者数は、糖尿病が強く疑われる予備群を含め約2,000万人いるとされているが、糖尿病の未治療者や治療中断者が少なくない。
 そこで、糖尿病診療のさらなる普及を目指し、日本糖尿病学会をはじめとする日本糖尿病対策推進会議は、糖尿病治療のポイントをとりまとめて作成した『糖尿病治療のエッセンス(2022年版)』を制作し、日本医師会のホ-ムページより公開した。糖尿病治療のエッセンスの改訂は今回で5回目となる。

 糖尿病治療のエッセンスの今改訂では、(1)かかりつけ医から糖尿病・腎臓の専門医・専門医療機関への照会基準を明確に解説、(2)最新の薬剤情報へアップデートなど、よりわかりやすい内容に見直しを行った。

『糖尿病治療のエッセンス(2022年版)』主な内容と使用図表の一覧

(主な内容)
1)糖尿病患者初診のポイント
2)治療目標・コントロール指標
3)治療方針の立て方
4)食事療法・運動療法 薬物療法のタイミングと処方の実際
5)糖尿病合併症 医療連携

(使用図表)
図1 糖尿病の臨床診断のフローチャート
図2 血糖コントロール目標
図3 高齢者糖尿病の血糖コントロール目標(HbA1c値)
図4 糖尿病患者の治療方針の立て方
図5 有酸素運動とレジスタンス運動
図6 かかりつけ医から糖尿病専門医・専門医療機関への紹介基準
図7 かかりつけ医から腎臓専門医・専門医療機関への紹介基準
表1 その他のコントロール指標
表2 主な経口血糖降下薬の特徴(赤字は重要な副作用)
表3 GLP-1受容体作動薬 (リベルサス以外は注射薬)
表4 インスリン注射のタイミング、持続時間と主な製剤の比較
表5 基礎インスリン製剤とGLP-1受容体作動薬の配合注射薬
表6 代表的なインスリンを用いた治療のパターン
表7 糖尿病性腎症病期分類
図 2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム
別表 安全な血糖管理達成のための糖尿病治療薬の血糖降下作用・低血糖リスク・禁忌・服薬継続率・コストのまとめ

 同会議では「糖尿病診療は新しい取り組みや薬物療法など、そのとりまく環境は大きく変化している。本書を活用し、最新の知見について理解を深め、日常診療において、糖尿病患者の早期発見、治療に役立てて、糖尿病診療に携わる医療関係者にとって医療連携のツールとして、その発展につながることを願っている」と『糖尿病治療のエッセンス(2022年版)』に期待を寄せている。

(ケアネット 稲川 進)

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