中和抗体薬などについて追加、COVID-19診療の手引き/厚生労働省

提供元:ケアネット

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公開日:2021/08/03

 

 7月30日、厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 第5.2版」を公開した。

 今回の改訂では、以下の4点が追記・修正された。

・「1 病原体・疫学」の「海外発生状況」の更新
・「2 臨床像」の「合併症」に、心筋炎・心膜炎、真菌感染症について追記
・「4 重症度分類とマネジメント」で「中和抗体薬カシリビマブ/イムデビマブ」を追記
・「5 薬物療法」で「各種薬剤の項目」を一部追記

 また、同省は7月26日、「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き(3.3版)」を改訂し、公開した。主に「海外在留邦人等に対するワクチン接種事業」、「ホームレス等の接種機会の確保」、「特設会場で一時的に同時期に複数種類のワクチンを使用する場合の取扱い」、「接種後の経過観察について、具体的な対応方法等」、「予防接種証明書」などが追記・修正された。

 さらに、8月2日には「同(4版)」が公開され、本版では「アストラゼネカ社ワクチン用の予診票」、「接種不適当者」などが追記された。

(ケアネット 稲川 進)