コーヒーやお茶は糖代謝を改善するか~メタ解析

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ケアネット

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 前向きコホート研究では、コーヒーやお茶の摂取と糖尿病発症リスクとの関連が示されているが、コーヒーやお茶が糖代謝を改善するかどうかは不明である。今回、横浜市立大学の近藤 義宣氏らは、無作為化比較試験の系統的レビューとメタ解析により、コーヒー、緑茶、紅茶、烏龍茶の糖代謝への影響を調べた。その結果、とくに55歳未満またはアジア人の集団において、緑茶の摂取が空腹時血糖(FBG)を低下させる可能性が示唆された。Nutrients誌2019年1月号に掲載。

 本研究では、2017年2月19日までに公表された論文を電子データベースで検索した。主要評価項目は介入後のFBGの平均差である。

 主な結果は以下のとおり。

・スクリーニングされた892報のうち、27研究(参加者1,898人)をメタ解析した。
・ネットワークメタ解析から、プラセボまたは水と比較して、緑茶がFBGを下げる可能性があることが示唆された(-2.10mg/dL、95%信頼区間:-3.96~-0.24mg/dL、p=0.03、中等度のエビデンスの質)。カフェイン入り/カフェイン抜きのコーヒーや紅茶では認められなかった。
・サブグループ解析では、緑茶のFBGに対する影響は、平均年齢55歳未満での研究またはアジア人集団での研究でのみ、統計学的に有意であった。
・烏龍茶群もFBGの有意な減少を示したが、エビデンスの質は非常に低かった。

(ケアネット 金沢 浩子)

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