抗PD-L1抗体アテゾリズマブ、肺がんに国内承認 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2018/01/19 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役会長 CEO:永山 治)は、抗PD-L1モノクローナル抗体アテゾリズマブ(商品名:テセントリク点滴静注1200mg)に関し2018年1月19日、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」を効能・効果として厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表。 アテゾリズマブは米国を含む50ヵ国以上で、化学療法治療歴がある転移性非小細胞肺がん(NSCLC)ならびに白金製剤ベースの化学療法の治療歴のある、もしくはcisplatinベースの化学療法が不適格な局所進行または転移性尿路上皮がんに対する承認を取得している。国内では、NSCLCを対象とした7つの臨床試験を実施し、テセントリク単剤または他の薬剤との併用による評価を行っている。また、非小細胞肺がんに加え、小細胞肺がん、尿路上皮がん、乳がん、腎細胞がん、卵巣がん、前立腺がんを対象とした第III相臨床試験を実施している。 ■「アテゾリズマブ」関連記事 アテゾリズマブ、小細胞肺がんのOS、PFS改善(IMpower133)/NEJM (ケアネット 細田 雅之) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 脳梗塞発症後4.5~24時間、アルテプラーゼ静注vs.標準薬物治療/JAMA(2025/08/21) 狂犬病予防レジメン、モノクローナル抗体は有用か/Lancet(2025/08/21) 官民学で肥満対策に取り組む千葉市の事例/千葉市、千葉大、ノボ(2025/08/21) 「高齢者の安全な薬物療法GL」が10年ぶり改訂、実臨床でどう生かす? (2025/08/21) 片頭痛予防に有効な食事パターンは?(2025/08/21) 胎児超音波検査での医療者の言葉が親子関係に影響か(2025/08/21) がん免疫療法の効果に自己抗体が影響か(2025/08/21) [ あわせて読みたい ] Dr.林の笑劇的救急問答14<上巻>(2019/03/15) “医療者ではできない”がん患者支援…がん経験者コミュニティ「5years」【Oncologyインタビュー】第3回(2019/03/04) EGFR変異陽性例のSCLC転化とは何なのか? どう対応するか?【忙しい医師のための肺がんササッと解説】第5回(2019/02/28) 膀胱がん、BCG投与後のPD-L1発現誘導【Oncologyインタビュー】第2回 (2019/02/18) 高齢者HER2陽性乳がんに、安全かつ有効な化学療法を…JCOG1607(HERB TEA)【Oncologyインタビュー】第1回(2019/02/15) 志水太郎の診断戦略ケーススタディ(2019/02/15) 高齢者に対するICIは効きが悪い?【忙しい医師のための肺がんササッと解説】第4回(2019/01/17) Dr.長尾の胸部X線クイズ 上級編 (2019/01/15) オシメルチニブの耐性機序【忙しい医師のための肺がんササッと解説】第3回(2018/12/14)